◆男子新体操の高嶋ちさこ子!?◆
朝、TVから大きな歓声が聞えた。
そこにはマルコメ頭の男子たちが
J-POPやアニメソングで不思議な動きをしていた。
一瞬目が止まった。。と言うよりビックリして瞳孔が開く。
見ていくうちに、
それが男子新体操で8月8日インターハイの様子だと分かった。
なんとモーニングショーで、
鹿児島実業高校の男子新体操部が取り上げられていた。
↓凄くよく出来てます!是非ともご覧ください♪
タイトル「踊ってみた」Youtube
今回の順位は15位、、
男子新体操は日本が発祥の地。
だが男子新体操がこんなに注目を浴びることは今までなかった。
どちらかと言えば、
女子新体操の方がレオタード姿で見た目も可愛く華やか。
それに比べ、
男子新体操はオリンピックもなければ、世界選手権もない競技。
とても恵まれた状況ではなく、国内インターハイのみ。
中途半端にマイナー競技になっている。
鹿児島実業以外の高校はクラッシック音楽を使う。
従来の技と構成はポイントを競うもの。
敢えてダンスの要素を強く出し、しかも独創的な動きでコミカル。
会場が鹿実の演技に拍手喝采を送るが、審査のポイントには結びつかない。
だが敢えて
鹿実男子新体操部は2008年からこの路線を模索し始め、
インターハイの常連になり徐々にその演技が注目されるようになった。
ふと、あの方が頭に浮かんだ。
バイオリニストの高嶋ちさ子さん。
会場に足を運びクラッシックを嗜む層はだんだん高齢化。
そのうえチケットは高い…
彼女の大胆な発想がクラッシック界に一矢を放った。
マシンガントークに踊りながら弾くバイオリニストたち。
そして薄利多売のチケットで全国演奏行脚。
高嶋さんは大胆かつ不敵な発想でクラッシックに
聴衆を呼び込んだ。
鹿児島実業も男子新体操の世界に一矢を放った。
あと何年か先、日本の男子新体操は変わるかもしれない。
この部員たちの志に脱帽なのだ。。。
◆鹿児島実業高校 男子体操部のベクトル◆
驚いたことに
あの演技の動きは部員たちの発想によるもの。
ラテンの動き、バーチャルゲームの一コマ、ラジオ体操など。。
若い柔軟な発想が演技を生き生きと魅せ、観る側をワクワクさせる。
よくありがちな監督の独断と偏見ではない。
「ネタ見せ」があり、個々に考えたパフォーマンスを披露。
そこで監督の目に留まったものをアレンジし、進化させていく。
演技全体を監督と部員の全員で創り上げていく。
部員のネタ帳は絵コンテ。。
アンテナを張り巡らせた日々の積み重ねがびっしり。
但し、、演技を構成する曲は監督の発想。。
昭和39年 人形劇「ひょっこりひょうたん島」
昭和43年 青江三奈「伊勢佐木町ブルース」
「笑点」のテーマソング
アコムのCMソング
AKB「フライングゲット」
ゴールデンボンバー「女々しくて」
妖怪ウォッチのテーマ
などなど、、クラッシックは置いといて~~
とにかく発想は自由、かつ大胆!
観る者の目に、心に、鮮やかに刻まれる新体操だ。
監督の言葉が当たり前の言葉だけど、愛があった。。
『心から新体操を愉しむことがプレッシャーに勝てる。
プレッシャーに勝つと自信に繋がる。
新体操だけじゃなくて、社会に出てもこの事が役立つんです』
部員たちが『伊勢崎町ブルース』で踊るコリオがエロティック。
年頃の男子らがすべてをかなぐり捨てて演じる姿に、
早朝から感動の雄たけびを上げたワタシだった。。
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