今日は世界で唯一人間と手話で会話するゴリラのココの話です。
この話は実話であり、今もココは健在で周囲の研究者を驚かせています。
私はブログに動物達の心の話を書いています。
そう、動物や鳥にも喜び・哀しみ・怒りの感情があり、
人が気が付いていないだけだと思ってます。
*注釈*ブログ:ドキュメンタリー
「心をなくした犬/心を寄り添わせる犬」
「胸を熱くした写真集 みさおとふくまる」
「胸を熱くした記事。。。」
「絆、、、」
大吉くん明日実ちゃんの実話
これらの話に犬・猫の心を書いてます。
そして、今回のゴリラのココの話は本当に凄い。
その話をここに抜粋します。
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ココはメスのローランドゴリラ。
生後3ヶ月で病気にかかっている時に、
パターソン博士と出会い手話を教わりました。
そしてなんと1000語もの単語を習得したココは、
手話でパターソン博士と会話ができるようにまでなりました。
例えば、虫歯で歯が痛いことをココは手話で伝えて、治療してもらったりしています。
ココは猫の絵本がすごく気に入って、誕生部プレゼントに猫をおねだりしたのだそうです。
3匹の子猫を見せると、その中から自分と同じようにしっぽのない1匹を選び、
母親のように体を舐めてやったりしてすごく可愛がったのだそうです。
子猫に「ボール」という名前をつけて、とてもとても可愛がっていたのですが、
ある日ボールは車にひかれてしまって亡くなってしまいました。
その話を手話で聞いたココは・・・
なんとボールの死を理解し、とても悲しいと手話で話したのです。
ではココは死をどのようなものだと認識しているのでしょうか。
ココが研究者ムーリンと「死」について会話した内容を以下に記載します。
ムー:念を押しますよ、
このゴリラは生きているの、
それとも死んでいる?
ココ:死んでいる さようなら。
ムー:ゴリラは死ぬとき、どう感じるかしら?
--しあわせ、かなしい、それとも怖い?
ココ:眠る。
ムー:ゴリラは死ぬと、どこにいくの?
ココ:苦労のない 穴に さようなら。
ムー:いつゴリラは死ぬの?
ココ:年とり 病気で。
「苦労のない 穴に さようなら。」
動物の中で人間が一番賢いと思っていましたが、
もしかしたら、死とか生とか根源的な概念に対しては、
動物達の方が深く直感的に人間よりも理解しているのでは?と思ってしまいました。
「苦労のない 穴に さようなら。」は、
実際には「Comfortable hole bye.」と語られたのだそうです。
もしかして「死」ってそんなに恐ろしいことではないのかな、なんて考えてしまいます。
自然から離れて生きる人間は、
「死」を直感的に理解できず、未知のものとして極度に恐れる訳ですが、
大自然の中で生きる動物達は、
人が思うよりも「死」を優しい存在であると認識しているのかもしれません
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この中に書かれてませんが、誕生日プレゼントで貰った子猫のボールが
車に轢かれ死んだ事を伝えた後、ゴリラ舎の中からココの大きな嗚咽が聞こえて
ました。博士が子猫の死を伝えた直後に撮っていたビデオに納められてました。
それは本当に深い哀しみの心の声でした。
でも「死」という事には「苦労のない 穴に さようなら。」と理解している。
この言葉に驚き、なるほどと思うと同時に涙が出てました。
自分が直視出来なかった「死という概念」をゴリラのココに教えられた感じです。
パターソン博士がゴリラのココに手話を教えた事で、動物の心が人と同じであると
立証された世界に類をみない例です。
「Comfortable hole bye」・・・思いもよらない凄い言葉でした。。。
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