こんにちは。パートSです。
今回は、群馬県立歴史博物館で、2018年7月14日(土)~9月2日(日)まで開催中の企画展についてご紹介いたします。
そのタイトルは
「すごいぞ!江戸の科学」。
日本の近代化というと、明治以降というのが一般的なイメージかと思いますが、近年の研究では、江戸時代に日本で発展してきた科学技術自体が、非常に高い水準に達していたということが注目されてきているそうです。
今回の企画展は、その中でも特に地図・天文暦学・和算にスポットを当てたものになっています。
一般公開に先駆けて行われた内覧会に参加してきましたので、見どころをご紹介いたします!
(写真は、内覧会の際に特別に撮影許可をいただいて撮影したものです。)
展示は3部構成となっており、
第1部 和算ブームの訪れと改暦への動き
第2部 蘭学の流入と伊能図
第3部 「和算大国」上州
と分けられています。
入口から入ると、第1部の前にプロローグとして、各時代で作られてきた地図に表された、世界の形や日本の形を見ることができます。
【東印度諸島図】
1570年頃、ヨーロッパ人による、東インドの状況を表した図。
この他、各時代ごとに作られた地図が展示されています。
複製ですが、非常に大きい、屏風仕立てになっている「坤輿万国全図」も見ることができます。
第1部 和算ブームの訪れと改暦への動き
「和算」と聞くと、群馬県民ならピン!とくるあのお方。
関 孝和 さん。
(父が上野国藤岡の出身であり、群馬ゆかりの和算家。墓も藤岡にある)
【関孝和】
のちの天文暦学や測量の計算の発展に道筋をつけることになる、関孝和の足跡や関連資料などを展示しています。
関孝和には様々な業績がありますが、そのうちの一つに、「傍書法」という計算方法を確立させたことがあげられます。
これは現代の筆算の原型となりました。
お子さん連れのお父さんやお母さんは、ぜひお子さんに、この功績を教えてあげてください!
また、第1部では、「貞享の改暦」に携わった初代天文方、渋川春海についても紹介しています。
緯度が異なるため、日本では「ずれ」の生じていた中国の暦を改め、より正確な暦の作成に尽力した人物です。
【渋川春海の天球】
第2部 蘭学の流入と伊能図
第2部は、全国を測量し、日本地図を作成したことで知られる伊能忠敬についての展示がメインです。
【伊能忠敬】
伊能忠敬が測量に用いた道具や測量の方法についての解説、「伊能図」と呼ばれる伊能忠敬が作った日本地図の模写版など、非常に見応えがあります。
高低差のある場所の距離の算出には、西洋の数学の三角関数が用いられていました。
伊能忠敬が西洋の学術を駆使することができたのは、8代将軍徳川吉宗が、西洋書物の輸入禁止を緩和したことが非常に大きかったといいます。
さすが上さま!
第3部 「和算大国」上州
第3部は、江戸時代に多くの和算家を輩出した上州にスポットが当てられています。
和算家が神社に奉納した「算額」の展示が並んでいます。神社で目にした人もいるのではないでしょうか。
また、伊能忠敬が作った「伊能図」のうち、「大図」と呼ばれる各地域の詳細図の中から、三国街道周辺の図、越後街道周辺の図の展示があります。
【三国街道図】
よーく見てみると、馴染みのある地名が書かれていますよ!
第3部の展示の最後には、「元禄上野国絵図」のレプリカが床上に展示されており、その上に乗って歩けるようになっています。
ぜひお住まいの場所はどこか、歩きながらさがしてみてくださいね。
【上野国絵図】
ざっとご紹介してきましたが、もちろんこれらはほんの一部。
ぜひ歴博に出かけて、見応えたっぷりの展示をご覧ください。
お子さんもきっと楽しめると思いますよ。
また、この企画展の会期中は、ワークショップコーナーで、こんな工作ができます!
○星空しおり
○昔の地図うちわ
○ビー玉スコープ
ぜひお気軽に挑戦してみてくださいね☆
「歴博に行ったよ!」という方の、クチコミもお待ちしています♪
◇クチコミはこちらから
夏のイベントを探すならぐんラボ!
いつもありがとうございます!
ついでにポチッと▼
◇◆◇◆◇◆◇本日掲載の新店舗◇◆◇◆◇◆◇
寿し兼(邑楽郡千代田町)
ランチセットをはじめ、手羽先塩焼き、モツいためなどおつまみも各種、とくにマグロには力を入れています
サクラソウふれあい公園(桐生市)
誰でも気軽にサクラソウを見学できるよう、新里板橋地区のサクラソウ自生地を整備した公園です
*-*-*-*-*-♪本日のやき☆オシ♪-*-*-*-*-*
7月のテーマは「夏宴会」☆
「カフェリストランテ イル クオーレ 前橋川原店(前橋市)」さんの パーティープラン!
イル クオーレの人気料理が大集合飲み放題付でとってもお得
やきオシとは・・・毎月のテーマに沿って、やきおが「1日1つ、群馬県のおいしいもの」を紹介するコーナーです。平日毎日更新。
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今回は、群馬県立歴史博物館で、2018年7月14日(土)~9月2日(日)まで開催中の企画展についてご紹介いたします。
そのタイトルは
「すごいぞ!江戸の科学」。
日本の近代化というと、明治以降というのが一般的なイメージかと思いますが、近年の研究では、江戸時代に日本で発展してきた科学技術自体が、非常に高い水準に達していたということが注目されてきているそうです。
今回の企画展は、その中でも特に地図・天文暦学・和算にスポットを当てたものになっています。
一般公開に先駆けて行われた内覧会に参加してきましたので、見どころをご紹介いたします!
(写真は、内覧会の際に特別に撮影許可をいただいて撮影したものです。)
展示は3部構成となっており、
第1部 和算ブームの訪れと改暦への動き
第2部 蘭学の流入と伊能図
第3部 「和算大国」上州
と分けられています。
入口から入ると、第1部の前にプロローグとして、各時代で作られてきた地図に表された、世界の形や日本の形を見ることができます。
【東印度諸島図】
1570年頃、ヨーロッパ人による、東インドの状況を表した図。
この他、各時代ごとに作られた地図が展示されています。
複製ですが、非常に大きい、屏風仕立てになっている「坤輿万国全図」も見ることができます。
第1部 和算ブームの訪れと改暦への動き
「和算」と聞くと、群馬県民ならピン!とくるあのお方。
関 孝和 さん。
(父が上野国藤岡の出身であり、群馬ゆかりの和算家。墓も藤岡にある)
【関孝和】
のちの天文暦学や測量の計算の発展に道筋をつけることになる、関孝和の足跡や関連資料などを展示しています。
関孝和には様々な業績がありますが、そのうちの一つに、「傍書法」という計算方法を確立させたことがあげられます。
これは現代の筆算の原型となりました。
お子さん連れのお父さんやお母さんは、ぜひお子さんに、この功績を教えてあげてください!
また、第1部では、「貞享の改暦」に携わった初代天文方、渋川春海についても紹介しています。
緯度が異なるため、日本では「ずれ」の生じていた中国の暦を改め、より正確な暦の作成に尽力した人物です。
【渋川春海の天球】
第2部 蘭学の流入と伊能図
第2部は、全国を測量し、日本地図を作成したことで知られる伊能忠敬についての展示がメインです。
【伊能忠敬】
伊能忠敬が測量に用いた道具や測量の方法についての解説、「伊能図」と呼ばれる伊能忠敬が作った日本地図の模写版など、非常に見応えがあります。
高低差のある場所の距離の算出には、西洋の数学の三角関数が用いられていました。
伊能忠敬が西洋の学術を駆使することができたのは、8代将軍徳川吉宗が、西洋書物の輸入禁止を緩和したことが非常に大きかったといいます。
さすが上さま!
第3部 「和算大国」上州
第3部は、江戸時代に多くの和算家を輩出した上州にスポットが当てられています。
和算家が神社に奉納した「算額」の展示が並んでいます。神社で目にした人もいるのではないでしょうか。
また、伊能忠敬が作った「伊能図」のうち、「大図」と呼ばれる各地域の詳細図の中から、三国街道周辺の図、越後街道周辺の図の展示があります。
【三国街道図】
よーく見てみると、馴染みのある地名が書かれていますよ!
第3部の展示の最後には、「元禄上野国絵図」のレプリカが床上に展示されており、その上に乗って歩けるようになっています。
ぜひお住まいの場所はどこか、歩きながらさがしてみてくださいね。
【上野国絵図】
ざっとご紹介してきましたが、もちろんこれらはほんの一部。
ぜひ歴博に出かけて、見応えたっぷりの展示をご覧ください。
お子さんもきっと楽しめると思いますよ。
また、この企画展の会期中は、ワークショップコーナーで、こんな工作ができます!
○星空しおり
○昔の地図うちわ
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寿し兼(邑楽郡千代田町)
ランチセットをはじめ、手羽先塩焼き、モツいためなどおつまみも各種、とくにマグロには力を入れています
サクラソウふれあい公園(桐生市)
誰でも気軽にサクラソウを見学できるよう、新里板橋地区のサクラソウ自生地を整備した公園です
*-*-*-*-*-♪本日のやき☆オシ♪-*-*-*-*-*
7月のテーマは「夏宴会」☆
「カフェリストランテ イル クオーレ 前橋川原店(前橋市)」さんの パーティープラン!
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やきオシとは・・・毎月のテーマに沿って、やきおが「1日1つ、群馬県のおいしいもの」を紹介するコーナーです。平日毎日更新。
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