玉陽庵 算命学ブログ

★ホームページ★
スマホ版 https://gyokuyouan.com/sp/index.html

大運法 - 生前の評価について

2015年01月16日 | 算命学 あれこれ
10年運として良くこのブログにも出てくる「大運」。
一見、「年運」ほど現実に直結していないように見える為
疎かにされがちですが、占いをする上では決して抜かすことのできないものです。

以前、大運の「初旬」に廻る星が与える影響の大きさについては
下の記事の中で触れました。

『生涯に渡って影響を与える星』

このほかにも、ここで出てくる位相法などを含めて、この「大運」における
「初旬」の影響はその人の一生を左右するだけの強さがあると言われています。

だからこそ、本物の天才を見分けるのに、初旬の「東方大半会」の有無を探したり
する訳です(^^)

『本物の天才の見分け方』

さて、初旬についてはすでに色々と述べましたが。
実は「最後の大運」も、なかなかに興味深いものがあります。

自分の死後、周囲の人、世間の人から見た自分に対する「生前の評価」は
「最後の大運」に廻る星(十大主星)で決まってしまうのです。

最近亡くなった方で印象が強いのは、やはり名優の高倉健さんでしょう。

彼の最後の大運を見てみましょう。

彼は2014年11月10日に旅立たれました。
生年月日は1931年2月16日ですから、83歳でいらっしゃいました。

高倉健さんは「4歳運」でしたから、最後の大運は74歳~83歳の第8旬にあたり、
ここでは「貫索星」が廻っています。

「貫索星大運」が最後の大運となった方は、自己の生き方を守り、自我の強い
人物としてこの世を去る、と言われ、何か生前、心に信念を感じさせた人物と
評価されるのです。

ストイックなまでに自分を律し、固い信念を貫いて演じることに身を捧げたその姿に
ぴったりの評価だとは思いませんか?

また、長い間、並び立つ者の無い孤高の名優として不動の地位にあったような
印象を受けると思います。
これも「貫索星大運」の影響で、「若いころにどんなに激動の人生を歩んでいても
安定した人生に見える」というのです。

確かに、様々な番組などで語られる人生は波乱万丈で、決して最初から
背中で語れるような役者ではなく、売れてからも様々なものと
闘って苦労の連続だったはず。

ただ、そのような姿はあまり想像ができず、「落ちることなく、ずっと第一線で活躍した人」
という印象の方がどうしても強くなるのです。


このように、「最後の大運」というのは、なかなかに影響力のあるもの。
「大運」の種類によっては、「いつも楽しくて明るい人だったわね~」と評価されたり
「いつもイライラして文句ばっかりだったわね!」と評価されたり。
時期がずれるだけで、まったく異なる評価を受けることもあったりします。


ちょっとした注意点としては、新しい大運に入ってから3年未満で亡くなった場合は
その前の大運を参照する、という事でしょうか?


このように、「大運」の影響は大きく、その人の一生の評価を決めてしまうほど。
途中の大運も、人生における精神的な苦楽に大きな影響を与えますので
「気」のものだからと言って疎かにせず、ぜひ自分にどのような大運が廻っているのか
見落とさないようにしていただきたいと思います(^^)



【玉陽庵ホームページはこちら】
http://www001.upp.so-net.ne.jp/gyokuyou-an/

【ご質問、お問い合わせはこちら】
gyokuyouan@gmail.com