玉陽庵 算命学ブログ

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縁の深い間柄ー大半会と納音

2014年12月11日 | 算命学 あれこれ
昨日も「共通干支法」という技法について少し触れましたが。

非常にご縁が深いとされる「共通干支」は、全部で五種類。
本日は、その中の「大半会(だいはんかい)」と「納音(なっちん)」
についてお話したいと思います。

「大半会」は、干支の「干(天干)」が同じで、「支(地支)」が
「半会」というとても仲良しな関係。
夫婦でこのような関係にある干支を持ち合っていれば、気が合って
楽しいご夫婦となりますし、友人関係でも時間をかけずにすぐに
意気投合し、話がはずむでしょう。

「納音」は、これと同じく干支の「干(天干)」が同じですが
「支(地支)」が「対冲(たいちゅう)」というお互いを破壊し合う関係。
先日兄弟の話で出てきた「天剋地冲」は干支の「干(天干)」も
どちらかが相手を壊してしまう関係でした。
「納音」の場合は、精神は同じですが、現実は壊し合うという厄介な関係。
あらゆる関係を「音」に例えると、不協和音や美しい和音になるものですが
この「納音」はお互いの「音」を打ち消し合い、「音が納まって無音になる」という意味。

ただ、この「納音」になる組み合わせは六十干支の中で一組ずつしかなく、
ご縁としてはかなり深いもの。
(「大半会」は同じ「干」で三組ずつ存在します)

「納音」についてのお話をある方からお聞きした時、とても納得が行ったのは
ご夫婦でこれを持ち合っている場合、夫婦ながらもどこかにピリっとした
緊張感が存在する・・・という事でした。

「大半会」などを持っていると、お互いリラックスしすぎて
お風呂上がりにタオル一枚で平気で相手の前を歩いたりする関係になりますが
「納音」夫婦は、良く言えばもっと節度があり、そこまではリラックスできない関係。

どちらも前世・過去生からのご縁がとても深いことには変わりませんが
持ち合う「共通干支」の違いで少し関係性が異なるところが面白いですよね(^^)

これを夫婦ではなく、例えば共同事業者などのビジネスパートナーとの相性に
用いた場合。
「現実が壊れる」条件のある「納音」がある場合は、決して組んではいけません。

それでは、「大半会」なら鬼に金棒ではないか?!と思いがちなのですが。
実は「大半会」だと、お互いの夢が楽しく膨らみすぎて現実離れしてしまい、
事業としてまとまらないのだそう。


何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということなのかもしれませんね(^^)