玉陽庵 算命学ブログ

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宿命の活かし方(※修正・追記あり)

2015年04月02日 | 算命学 あれこれ
本日は、俳優の藤木直人さんについて(^^)

藤木さんと言えば必ず何かしらのドラマでお見かけしますし、バラエティで司会もされているので、常にテレビでお見かけする人気俳優さんのお一人だと思います。

実は藤木直人さんは「入格者」であると同時に、堂本光一さんと同じく強烈な「集中パワー」を持つ方。

彼の陰占を見てみましょう。


 ★辛 丁 壬
寅 亥 未 子
卯 

一見分かりにくいですが、実は干合変化と半会で入格する形。

変化後の星は、このようになります。

  辛  乙  甲
寅 木性 木性 子


(※亥-未は木性に変化します)

これは、「従生財格」という形。

陽占も見てみましょう。


    調舒星 天貴星

司禄星 禄存星 鳳閣星

天恍星 車騎星 天堂星


あると「破格」とされる貫索星、石門星もありませんね。
理想は「身弱」ですが、どちらかと言えば「身中」に属する方。
ただ、我の強くなる「身強」の星はありませんし、中年期に廻っているのが身弱の「天堂星」。
おそらく、「格」の現象を邪魔するほど強い自我は出ないでしょう。

陽占には自己表現の世界であるミュージシャンや俳優の仕事に欠かせない鳳閣星、調舒星がありますね。
しかも、人を惹きつける魅力本能の禄存星、司禄星も揃っています。
女性人気を得るために必要なフェロモン星、天恍星もお持ちです。

さらに、「集中パワー」を持つ型にも入られているので、「相対的に美形」という条件にもぴったり。

まさに芸能人にはぴったりとしか言いようのない宿命なのです。


それでは、彼は天から何もかも与えられた、ただ羨むべき存在なのでしょうか?


実は、藤木さんの宿命には、一つ、忘れてはならない点があります。
それは、彼が「双子」であるということ。

「双子」の宿命を読み取るには、「異常干支」がキーポイントになります。
やはり藤木さんにも「辛亥」という異常干支がありますね。

この異常干支から判断した場合、実は「運勢の勢いが加わる」とされるのは、「長子」。
すなわち、藤木さんではなく、お兄様の方に「格」の現象が強く出ているはずなのです。

それでも藤木さんがこれだけの成功をされているのは、確かにそれだけ「格」という現象が大きいとも言えるかもしれません。

ただ、この「従生財格」という「格」の性質を良く見ると、他の要素を見落としてはならないと思うのです。

この「従生財格」は、夢や希望に向かって努力をすることが大切な「格」。
つまり、「夢・希望=鳳閣星・調舒星」を十分に生かす努力をしたのち、初めてそれが「財=司禄星・禄存星」につながる、という「格」なのです。

ミュージシャンや俳優という、直接「鳳閣星・調舒星(伝達本能)」の特性を発揮する必要のある職業に就いた事は、藤木さんにとって非常に有利に働いたと思います。
ただ、ここには「努力」という要素が不可欠。
才能に胡坐をかくようでは、この「格」の現象は起きません。

幼少期、実はお兄様の方がスポーツ万能、勉強も出来て人気者だった為、お兄様に対してコンプレックスを持っていた、というお話がありますね。
双子の場合は「運勢の勢いが加わる」とされるお子さんの方が目立つようで、どうしても周囲の目がひきつけられがちです。
だからこそ、お兄様に比べられる藤木さんは非常に悔しい思いをされたでしょうし、その分、負けず嫌いの努力家になったのは必然とも言えます。

「格」の現象を起こしやすい職業を選んだ事。
そして、人並み以上の努力を怠らなかった事。

これこそが、彼が双子の「運勢の勢いが加わる長子」ではないという難点を乗り越えて、「従生財格」の現象を花開かせた最大の要因ではないかと思うのです。

何もかも揃っていて、簡単に成功している人のように見えても、水面下では大変な努力をしている事。
そして、努力なしには、どんな素晴らしい宿命も花開かないのだという事を、藤木さんの宿命は教えてくれているような気がします。


※青色部分、4/7に修正、追加しました。


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人との信頼度

2015年04月01日 | 算命学 あれこれ
算命学では、“ある人と、どの程度の信頼関係を築けるか”という事を占う技法があります(^^)
これには、相性を判断する時と同じく、共通干支法を使います。

高い信頼関係を築ける共通干支の第1位が「律音」というのは、とても自然ですね。
同じ世界を同じ歩調で進めるとされ、もっとも信頼度が厚くなる関係。

しかし、ちょっと不思議なのが、第2位が「納音」であること。
基本的に分離条件なのに、なぜ?と思いませんか?

男女の相性の場合でも言える事ですが、「納音」とは、ある意味唯一の存在。
「律音」と同じく、六十干支の中で、一つしか「納音」になる組み合わせの相手がいないからです。
因縁という観点で言えば、もっとも因縁が強い相手でもありますから、縁は非常に強いと言えます。

また、ご夫婦などになっても、お互いにどこか“ピリっ”とした緊張感があると言います。
友人、知人ならば、“親しき仲に礼儀あり”という、長く続けるには心地よい距離感になるのかもしれません。

面白かったのが、SMAPの草なぎさんの交友関係。
草なぎさんと仲が良いと知られているのが香取慎吾さんとタモリさんですが、実はお二人とも草なぎさんとは「納音」の間柄。
この方々の星を見てみましょう。

草なぎさん

  辛 辛 甲
寅 亥 未 寅


香取慎吾さん

  戊 辛 丙
午 子 丑 辰


タモリさん

  癸 甲 乙
子 亥 申 酉



草なぎさん月柱「辛未」- 香取さん月柱「辛丑」で納音。
草なぎさん年柱「甲寅」- タモリさん月柱「甲申」で納音。

これを見ると、草なぎさんは純粋にプライベートでこのお二人と仲良し、というのが分かります。
というのも、「納音」はビジネス上のパートナーには不向きな関係。
仕事の延長線上や、仕事を絡めたお付き合いでは、この関係は続きません。

おそらく、この方々とは完全に仕事抜きで信頼し合える関係なのだと思います。

仕事上の人脈を広げることは、とても大切。
ですが、仕事関係で出会った人と仕事抜きの良い関係を築けるのは、本当に素敵。
強いご縁があった事も確かですが、草なぎさんのお人柄のなせる技かもしれませんね(^^)




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