ココロノキンセンイ

劇団あおきりみかん 中元志津が綴る怒涛の日々、けっこう育児日記

例え救いなんてなかったとしても

2006-10-08 23:54:39 | みたもの・きいたもの・よんだもの
稽古の合間を縫って、昨日と今日、お芝居を1本ずつ観にいった。

昨日、劇団四季の『夢から醒めた夢』。
今回が所見。
でも曲はほとんど知っていて、かなり歌える。
中学の頃、劇団四季にはまっていた私。
友人からダビングしてもらったテープをよく聴いていた。
『夢夢』もその中の1本。
10年(以上)越しに念願叶って観る事ができた。
曲はとてもきれいで大好き。
でも話は、やっぱり子供ミュージカルちっくでなかなかに単純明快。
舞台=夢という前提で成り立っている世界は嫌いではないけれど、どうにもご都合主義な展開がどうも…。
素直に楽しめない自分が、少し悲しい。

今日、ジャブジャブサーキットさんの『歪みたがる隊列』。
乖離性同一性障害を取り扱った、意欲作。
面白かった、と思う。
個人的な感情により、あまり客観的には観る事ができない。
私が本来知り得なかった、作り手演じ手の裏の事情みたいなものを考えてしまって、どうにも悲しかった。
当事者の苦しみも悲しみも私にはわからないけれど。
舞台の上にある、幾許かのリアルを感じ取れたと思う。
ジャブジャブさんにしては珍しい、明るめのラストが、せめてもの救いになればいい。

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