先日、賞味期限のことを書きました。
昨年末に娘が東京へ出てのお土産が、佃煮。新橋玉木屋ですね(笑)
昔、母が池袋に居たころ父と休みには彼方此方出かけたそうです。その一軒が新橋玉木屋でした・・・
江戸前のアサリや昆布の佃煮を買ったと聞かされていました。
福岡に戻ってからも玉木屋の味が忘れられなかった母は、角切り昆布の佃煮を大鍋で作っていました。
こちらの岩田屋というデパートの乾物店に依頼して松前の切り昆布取り寄せてもらってました。それで大鍋で佃煮を煮るのですが・・・七輪の火がちょうどいいとか言いながら、楽しそうにしていました。
出来上がったものを食べるのですが、美味しい記憶しかありません。
でも母は満足していませんでした。やっぱりこっちの醤油じゃあの味は出せないねと話してました。関東のきりっとした醤油じゃないと・・・などと。
そんなこともあり、ネットでお取り寄せができるようになった十数年前に、玉木屋から佃煮を取り寄せてました。
何度も注文するので、玉木屋の人が・・・九州の方には醤油が辛くてお口に合わないのではないですか?とお礼とメールが入りましたので・・・昔の話をしてから、辛いとかじゃなくて、きりっとしたお味ですからいいですよとお返事しておりました。
数年前に久しぶりに注文しようとページを開いたら、甘口ではなくて辛さを抑えた商品が出ておりましたね。白、という商品ですね。出汁から焚き上げたものだそうです。なるほどなと考えさせられました・・辛いというイメージから若い人の佃煮離れでもあるのかな?それでマイルドに仕上げてるのかな?
今回、娘のお土産がこれでした。マイルドで美味しいです。でも私にはちょっと物足りない、玉木屋の味はあのきりっとした味です。それに賞味期限が短いですね。
玉木屋さんのHPには昔ながらの佃煮は、きりっとした味と書いてありましたが・・・(笑)
昨今は甘さ控えめ、唐さ控えめ・・・それはそれでいいのですが。塩や砂糖が利いていないといけないものもあるわけでして。梅干しに塩分控えめなどとあると、生唾が出てきません(笑)
さて俳句を考えます。