一句鑑賞

通り過ぎたと思ったら次の台風が・・・どうも今度は九州北部も危ない予報です。東シナ海から対馬海峡を抜ける台風が一番怖いです。

それはそうと昨日の風ですが、福岡の気象台では25メートルを観測したようにTVでは言ってました。息子にそんなに吹いたか?・・・いや感じなかったよ、の返事。まいいか被害がなかったので。

干しました・・・

物干し竿2本とすこし必要でした。どうしよう、どうせ使わないんだけどきちんと畳んで仕舞うほかないな。いろんなものが出てきます(-_-;)、この機を逃したら整理できない覚悟でやってます(笑)一通り終わったら、前進できるでしょう・・・

さて今夜の俳句は、台風一過という空でしょうね。単に秋の空がいいですね。

例句から・・・

去るものは去りまた充ちて秋の空   飯田龍太

別に台風が去ったわけではありませんけど。何かがあるいは誰かが去った、でもまた知らぬ間にそれに代わるものが充ちている。秋の空ってそんな感じしません?

久女の句は2年ほど前に書いたかと思いましたが・・・

秋空につぶてのごとき一羽かな   杉田久女

一羽の鳥がかなりな速さで横切ったのを見つけたのですね。久女の例えは激しいですね。石礫みたいにびゅっと飛んでいるのでしょう・・・ここまで書いて思い出すのが、英彦山で詠んだ彼女の一句・・・

栃の実のつぶて颪や豊前坊・・記憶で書いていますので間違いがあるかも

英彦山の豊前坊というところに高住神社があります。栃の大木がありまして、その実が落ちるさまを詠んだのだと思いますが。豊前坊から吹きおろす風も連想させます。

秋の空はなにか充ちてくる感じもありますし、他の物と併せると抜けるような青がカンバスとなってその物を引き立てますね。

では おやすみなさい

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