一句鑑賞

土生重次先生の例句

わが家の雪柳の紅葉??と言えるのかな、枯葉ですね、やがて落ちて落葉。

さまざまな葉が枯れて落ち、風にあらぬ方へ飛んでいたりします。

落葉、歳時記には・・・落葉樹は冬の間に葉を落としつくす。その散り敷いた葉のこと。

例句は多いけど、いちばん心に響くのは・・・

湖底まで続く落葉の径のあり   斎藤梅子

もう何年も歳時記を開いていると新しい発見とういうか、胸キュンもありますが、落葉の例句のなかでは何故かこの句に共鳴するのですね。なぜか?話すと長くなりますね(笑)

柿落葉・朴落葉・銀杏落葉はそれぞれ季語としてあります。

いちまいの柿の落葉にあまねき日   長谷川素逝

柿の葉はやや大きく広くさまざまに色づいて落ちている、さも日を一枚に集めたごとく。

銀杏落葉一枚咬みて酒場の扉(と)   土生重次先生

かっこいい先生でした。福岡に指導に来られた時に句会の後の二次会でした。

私をカウンター席の隣に座らせて・・・「あなたの句には男のユーモアがある」「ところで庸助さんは本名なの?いい名前だなー・・私、重次なんて父の重の字を次ぐだけだよ」などとお話しいただきました。

酒場の椅子に座りながらお酒も少しは入ってましたが・・・緊張しましたね。とても素敵な時間で宝物でしたね。

土生先生はいわゆる鷲鼻でアメリカの映画俳優の誰だっけ、渋い・・・面構えといいましょうか、男がしびれる男でらっしゃいました。

昔話はこのへんで・・・おやすみなさい

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