一句鑑賞

月の夜空へ!

若葉は初夏の季語です・・・歳時記の解説がいいですね。

柿の若葉は初夏らしく明るい萌黄色で、艶があり柔らか。

と書いてあります・・・例句には

しんしんと月の夜空へ柿若葉   中村汀女

柿若葉に月明がしんしんと降っているようだと。

昼間の青き空の下の柿若葉には、強さを感じます。

しかしその強さは月明の中にひそかに蓄えられたものだと・・・人も休んでこそ明日への力が湧いてくる。

こんな句を読みますと、川端茅舎の

ひらひらと月光降りぬ貝割菜   茅舎

が浮かびます。これも月明りの中でひそかに成長しているのです。

井上陽水も・・・月の光の下で、「レタスの芽が芽生えて(^^♪」と歌ってます。

 

といったところで、今夜は満月でした、カナ?

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