湯豆腐は好きで若い頃から食べている、いわゆる本格的なものではないのですが。
昔、大村益次郎の大河ドラマがありました。花神だったかな?
彼は湯豆腐が好きで毎食のように食べていたとかをその時に知りました。
何にでもすぐに被れる私は湯豆腐好きになったのです(笑)
その頃に上司のお家で夕食となったのですが・・・奥様から何がお好きですか?
即答しました・・・湯豆腐です、春菊が入っていればいうことないです!
笑われましたけどね
例句には有名な・・・
湯豆腐やいのちの果てのうすあかり 久保田万太郎
とにかく言葉が美しいですね、湯豆腐に命の果てとその先の生が見えてます。それを、うすあかり・・・
湯豆腐に咲いて萎れぬ花かつお 石塚友二
湯豆腐や男の歎ききくときも 鈴木真砂女
小料理屋の女将だった作者ならではの、この人がこんな嘆きをと・・・それも湯豆腐の為させることなのでしょう。
湯豆腐やほのと老母の恋がたり 久保千鶴子
なんか分かりますね、思わずというか懐かしむ心にさせてくれるのでしょう。
湯豆腐には人の心をほっとさせる力があります。