一句鑑賞

梅雨寒

雨ばかりでウォーキングが二三日出来なかった。

今日も無理だろうと思っていたら不思議と上がっていたので直ぐに歩いた。

新しい道の歩道だから雨を浸透させるので水たまりが無いのでありがたい。

 

雨の夜に葉室麟をまた一冊読んだ・・・陽炎の門

「揺れ動く武士の矜恃を切々と描く著者最高傑作」などと帯に書かれていたら読まずには(笑)

ここ数年の私の有り様と重ねながら読めて良かった。

 

梅雨寒や背中合わせの駅の椅子   村上喜代子

 

ホームの椅子か待合室の椅子か・・・どちらを想像しますか?

背中合わせの椅子に座って電車を待っているのですが・・・

自分の後ろに座っている人は見も知らない他人ですね。

じっと座っている人々にはそれぞれの人生があり、自らの生き様もあります。

電車が来てそれぞれ逆の方向に向かって行く、さっきまで背中に人を感じていたものも一緒に。

 

これは待合室の椅子ではなくてホームにある背中合わせの椅子だと思います。

梅雨寒という季語が、人生の寂寥を感じさせますね。

コメント一覧

ふじ
俳人さんの目
http://blog.goo.ne.jp/fuji96
背中合わせの駅の椅子・・・何度も見ています。
前を通り過ぎたり傍らに立ってみたり・・・。
先日の伊勢からの帰りは京都でひとり、ホームで1時間ばかり座っていたでしょうか、
さて背中あわせだったやら? 後ろに人が居たやらどうやら??
こんなところで俳句の材料なんて思いつきもしない・・・とばかりに、ぼーっと前を向いていただけ(><;

傍らに 「背中合わせダ・・・」などと感じながら座ってる人が居られたかもしれないですね 
たまたま居合わせてるだけの人・・・と苦笑しながら、ありふれた「背中合わせの駅の椅子」を「梅雨寒」ですっぽり包みこんでいるような人が・・・。
少しはこれから観る眼がかわってきそう・・・(^^? くればいいですが・・・  とても勉強になりました。
一句鑑賞
木製の
こんにちは
木製の長椅子、kohさんの思ってらっしゃるとおりだと私も考えて鑑賞しました。
ちょっと固いけど温かみを感じる、誰もが腰を下ろしてほっとしますね。
梅雨寒の身体を背中合わせに、何となく心まで休まる椅子ですね♪
koh
夜更けにおじゃまします
麦畑も植田に変わり、お隣にはひまわり畑の準備が、
着々と田畑の様子が変わって行く中、私はちっとも身の回りのことが進みません(T_T)
女の矜恃もへったくれもあったもんではないです<m(__)m>
 
背中合わせの椅子、8㎝幅位の木を横に組んで背も座も少し丸みを持たせたベンチを想像してしまいました。
今頃は、プラスチックの椅子の横に小さな荷物置き?机?が付いたパターンをよく見かけますが、この俳句は木製であってほしいです。

こちらの地方も、数日梅雨寒が続いています…
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