雨ばかりでウォーキングが二三日出来なかった。
今日も無理だろうと思っていたら不思議と上がっていたので直ぐに歩いた。
新しい道の歩道だから雨を浸透させるので水たまりが無いのでありがたい。
雨の夜に葉室麟をまた一冊読んだ・・・陽炎の門
「揺れ動く武士の矜恃を切々と描く著者最高傑作」などと帯に書かれていたら読まずには(笑)
ここ数年の私の有り様と重ねながら読めて良かった。
梅雨寒や背中合わせの駅の椅子 村上喜代子
ホームの椅子か待合室の椅子か・・・どちらを想像しますか?
背中合わせの椅子に座って電車を待っているのですが・・・
自分の後ろに座っている人は見も知らない他人ですね。
じっと座っている人々にはそれぞれの人生があり、自らの生き様もあります。
電車が来てそれぞれ逆の方向に向かって行く、さっきまで背中に人を感じていたものも一緒に。
これは待合室の椅子ではなくてホームにある背中合わせの椅子だと思います。
梅雨寒という季語が、人生の寂寥を感じさせますね。