一句鑑賞

季語の働き

先日の記事に挙げました句ですけど・・・

木蓮や母の声音の若さ憂し   草間時彦

もくれんやははのこわねのわかさうし

季語の働きをかんじます。

若々しい母の声、その若さを憂うと言ってます。

いつまでも元気にいてほしいと思うのです。

でもこれから先を考えたときに憂いを感じたのですね。声音を若く感じたのでなおさらなんでしょう。

木蓮の花びらは艶を感じる美しさです・・・地に散った花びらは枯色となっていきます。木蓮でこその情景です。

 

山音ガーデンにはこんな花も咲いてました

コメント一覧

一句鑑賞
いい句ですね
コメント有難うっございます kohさん
若い頃は元気な母は当たり前でしたから・・・いつかふっと感じるようになるのでしょうね。
この歳になってやっと・・・(笑)
koh
もくれん
もくれんを見てお母さんを思われたのか、声音に何かを感じた時、もくれんを思い出しておられたのか、
いずれにしてももくれんが羨ましいというか、お母さんが羨ましいというか。
私の息子は、母親を憂いたりしてくれる事があるでしょうかと。
取り敢えず、あきれ返ったり、お金頂戴だったり、
何でもいいので思い出してほしいなあと思います。
一句鑑賞さんは、優しい方だと思います。
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