一句鑑賞

博多そば処うえ村

博多そば処 うえ村 あった!

ここは博多区の昔は石城町?かな・・

博多大空襲でこの辺りは一面の焼け野原となり直ぐ近くの小学校以外は殆ど焼けてしまったのです。

戦後に復興されその歴史を感じさせる一角が、ビル街の隙間に残っております。車は入れません。

二十年前からこの近くにある、店舗用品のストアによく通っていてある日お昼をどこかでと探した事があります。その時に見つけたのが、博多そば処うえ村さんです。

初めて入ったときはランチタイムで、周辺の会社からのお客様で20席ほどしかない店内はほぼ満席でした。

今日は1時過ぎてたので大丈夫かなと?自転車のところまで行くとてんぷらを揚げた匂いや出汁の匂いが狭い路地に残っている。引き戸の片側を開けて身をやや斜めにして入ると意外にも客は居なくて大将が一息ついているようでした。

いい?・・・はい、いらっしゃいませ。この簡単な言葉の間合いがいい。

大丈夫そうだなと壁際のテーブル席といっても向かい合う二人分の席だ。バッグを向こうの席に置きメニューはあるが・・・入り口の横にガラス越しにメニューが張り出してあるのでそれを見て決めていた。

お茶を主が運んでくる・・・天ざるを! はい!

あとは静かな時間だけが流れる、一人のサラリーマン(40歳ぐらい)が入って来てカウンター席に手慣れた様子で腰かける。主がお茶を運んでくると間髪を入れずに、「Cで!」お昼の定食メニューが数種用意されているのである。

はい、蕎麦ですかうどんですか?と主が問えば、すかさず蕎麦!

あとは静かだった、店内を見回すと・・・なんと箱根駅伝青山学院のフラッグといっても縦長のものでしたが壁にかけてある、写真もある。傍に寄って見なかったが、主の関係者が親しいのかな?或いはお客の関係かなと見てた。

お待たせいたしました・・・

天ざるである。つけ汁は薬味の下に。

海老ふたつと大葉、海苔の天ぷら。なんとも普通の天ざるなのである。

蕎麦は美味い、よく打っているなと感じた。つけ汁も博多のお味です。てんぷらの油の疲れが感じるくらいの味が郷愁を感じさせる。

なにはともあれ食べ終わる頃に、蕎麦湯ですとだけ言ってタイミングよく持って来てくれた。ありがとう、これは私の言葉(笑)

計算して、有難うございましたと言われ、ごちそうさんと言おうとしたら・・・有難うと、私も言ってました(笑)主はあとで???となったかもしれない。

 

実は本日、とても用件が多くて・・・午前は銀行や取引先へ行ったりして、店舗用品のお店で買い物でした。それから蕎麦屋さんで一休みでした・・・

ヨドバシカメラっていうんですかね、博多駅のすぐ近くに十数年前に出来ておりましたが・・・入ったことがありませんでした。本日、店舗で使いますレジスターを購入しました。

駐車場の入り口はかねて知っておりましたが、スロープを上っては曲がりを繰り返して、10階の駐車場に空きが在りました。10FからB1Fの売り場までエレベーターで下ります。なんとも大きな店舗ですね・・・すぐ近くの店員にレジ機の売り場を教えてもらいました・・・

新型ウィルスのことで、マスクと手拭き用ウェットティッシュを持ってい行きました、装着して店内へ。

お目当ての商品を探して店員さんを呼び、簡単な確認をして在庫は・・?

スマホなんですね店員さんは・・・それに全ての商品が入っているの?と聴きますと、笑顔ではいと。そうかヨドバシクラウドがあるんだなと納得しました。

で購入して台車をお借りして10Fまで上がり、1Fの出口から地上へと戻りました。

普段は田舎ばかり行っておりますが・・・(-_-;)

都会も先端のお店もスムーズに用事を済ませることができたなと、ちょっと満足でした。

 

この量販店と、昭和時代の蕎麦屋さんのギャップと言いますか、新しきものを提供する店もあれば、これが美味しいのですよとさり気なく切り盛りしている主の仕事ぶりも良いものだと感じました。

それはそうと、こちらの主さん・・・スニーカー、それもランニング用のものを履いてらっしゃった。青山学院のフラッグは、そうか、彼はOBだったのかもしれない!とあとで考えたものだ。

さりげなく旨い蕎麦を久しぶりに食べた。

身を斜にくぐる暖簾や春の昼

なんか孤独のグルメ調になってしまった。

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