昨日、近場のJA市場に行ったら、白いゴーヤーが売られていた。
二つに割り種とワタを取ってさっと湯がいて水にさらし拭き上げ、
玉ねぎアスパラ、人参と酢漬けにした。一日経ったので夕食に、美味しかった。
子供たちにもおおむね好評・・・苦瓜、ゴーヤーは秋の季語だが、ハウス物など早くから出始めますね。
チャンプルーはこの夏にもう2度作った、夏の定番ですね。
歳時記の例句では次の句が・・・
苦瓜の路地より手織り機の音 栗田やすし
この句を読んだときにふっと浮かんだ景色は、
熊本県日奈久温泉の町でした。
海岸から山が近くて、国道のから山側の路地に入ると温泉旅館が何軒かあった。
中には歴史を感じさせる木造の立派な建築もあった。
私は厚かましくも玄関の広いたたきに入らせていただいた・・・
女将さんと思しき方が出てらっしゃたので、失礼ですけど建物を見たいと申しますと・・・
以外にもどうぞって感じで、簡単に説明までして頂いた。
ホテルだと玄関ロビーフロントの間と、玄関脇の一室を拝見した・・・なんとまあ今思っても厚かましいものでした。
その路地に苦瓜が日除けとして植えられていて、もう黄色から赤くなり中には割けているものもあった。
機織りの音は無かったが、聞こえて来ても不思議はないような静かな路地だった。
もう一句は・・・
苦瓜を噛んで火山灰(よな)降る夜なりけり 草間時彦
作者は鎌倉の方ですので、鹿児島に旅行での作品でしょう。
苦味と火山灰が心の中で重なって、明日の朝はどんな空になるのかと。
先月だったか桜島の噴火で避難などもありましたが、今は落ち着いているのでしょうか?
その後の熊本地震でしたから、もう忘れているところでした。
白いゴーヤーは写真も撮らずに調理してしまいました(笑)