一句鑑賞

枯れてなほ・・?

第三の男 "The Third Man"~Theme(A.Karas/H.Ishimura) - YouTube

中野先生の第三の男です♬

ラストシーンを思い浮かべる人も多いでしょうね。

冬だと思いますが、並木の先へ歩く姿がなんとなくかっこいいなと思ったものです。

季語は、冬木立・冬木・冬木影・冬木道

斧入れて香におどろくや冬木立   蕪村

これは燃料の為に伐ったのでしょう(笑)、しかし木は生きているのですね。

燃やして暖をとったお風呂を沸かしたりするには、熱量とそれを持続できないといけません。薪は斧で割りますが、割られた薪の断面は・・・生きていますね。枯れすぎた木はすぐに燃え尽きます・・・

汽車道の一すぢ長し冬木かな   子規

景色が浮かびますね。誰も?我々世代が過去に見た景色です。鉄路に沿って植えられた桜などはいいものです。枯れた今もしっかりと鉄路に沿って立っているという景色ですが、明治という時代を考えれば鉄路の先に未来というものが見えていたのかもしれない。

冬木立ランプ点して雑貨店   川端茅舎

今でいうならコンビニでしょうか・・・昭和も前半というか戦後間もないころの景色でしょうか。ランプは電灯のことなのか、吊り下げる油ランプなのかは分かりませんが、寒い夕暮れにお店の灯りに安心感を持ったのでしょう。

秋月、月の峠パン屋さんのお庭・・・山音ガーデンの立木に掛けられた小鳥の箱を撮ったのです、たぶん・・!それからこの木は生きてます!

口笛を吹けばかすれて冬木立

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