終日冷たい雨、小雨ですが止まずにずっと宵のころまで。
春は近いのですが寒中の雨でした。
寒の雨・・・冬の雨と季語です。
感じとしては、冬の雨は12月ごろ?
寒の雨は今ごろ?
ついでに11月ごろは、時雨ですね。
雨といっても今は何の雨?と捉えるのは俳人かな?
で例句を見ますと・・・寒の雨に他のものを合わせる二物の句がありました。
葛飾の鯉の黒さや寒の雨 野村喜舟
葛飾の鯉は見たことありませんが、寒中の鯉はじっと動かずに公園の池などに見れますね。
じっとしている鯉と水面に雨がつくる小さな波紋が情景として浮かびます。
鯉の色の黒さや で切れていますね、そこから感じるのはじっとしながらも多年を生きて来た鯉の強さと、近ずく春を感じませんか?
二物を合わせるとこのような句になるのでしょうね。
季語の力が働いています。
などと今夜はこのへんで_(._.)_