一句鑑賞

桜桃忌

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なんてご案内が来ますね、皆さんのところにも必ず。

とくだん必要もないのでスルーしています。

 

6月1日にワクチン接種前後から、夜のウォーキングをしていません(-_-;)

理由はお疲れの為に居眠っている、のと蒸し暑さが出てきたのが原因です。

少しの怠け心もあります<(_ _)>

毎度の秋アジサイです・・・

2番目に大きな花をアップに、一番小さな根本付近の花を撮ってみました。

色はアオムラサキですが、アカムラサキ系の花もあります。

花の数は12ですが微妙に色が違っているのがいいです。

毎日毎日見ておりますので、そういったところを見てやらないと自分に飽きが来るやもしれない?

そんなことありませんが、見守っていきたい花なのです。

 

ところで桜桃忌を見過ごすところでした。

FBのある記事を見まして触発されたのですが、いかんせんその後睡魔に襲われたままでした。

今ごろになって歳時記を開いております・・・

桜桃忌・太宰忌が季語となってます。

6月13日、太宰治(1909~1948年)の忌日。

本名津島修治、青森県出身・・・と歳時記の解説はあります。

私がなにも書かなくても皆さんご承知のですから。

例句はかなりシビア?

黒々とひとは雨具を桜桃忌   石川桂郎

毎年6月19日に東京三鷹市の菩提寺禅林寺で桜桃忌が修される、と歳時記の解説にあります。入水自殺したのは13日、19日に発見された。と書いてあります。それで桜桃忌は19日なのかと。

おりからの梅雨の時期ですね、参列者も雨具を用意しますがことごとき黒き傘をさしている。

林道を深くも来たり桜桃忌   波多野爽波

桜桃忌暮れじと暮るる波がしら   成田千空

太宰忌に身を越す草に雨の音   飯田龍太

太宰忌の夕日まるごと沈みゆく   中村明子

太宰忌へバネつよき傘ひらきたり   大信田梢月

と例句が載っております・・・

季節のせいもありましょうが・・・林道を深く通り抜けて来たという緑の濃き様。

夕どきに波がしらの白きを発見し、まだこの夕暮れに暮れ切れぬのかと・・・

身を越す草に雨の音とは、身は我が身で草は太宰で、そこに雨が降りしきっている音のみであると。

夕日は斜陽を下敷きだと思いますが、まるごと沈むという言い切りが、太宰への敬慕を感じます。

バネ強き傘、ジャンプ傘を開くという行為はなんとも普通なんですが、太宰の世への一つの反骨精神とでもいうのでしょうか、それを傘のひらくバネが強いと表現しているのでしょうか。

私は太宰を読んだことはありません。しかしこういった例句を読みますと彼の生き方というのがなんとなく分かる気がします。

といったところで秋アジサイの近況でした。

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