一句鑑賞

お大日さま

今年はまだ咲きませんが山茱萸・・・相変わらずのピントで失礼します。

後ろの石には大日如来さまがうすく線刻されております。

先日の記事で、ショウケ越えを牛一頭連れて婿養子に入ったご先祖様の話ですが・・・

その時の牛は紺屋をはじめてからよく働いたそうです。

ところがある日、納屋が焼けて牛も死にました。

働いてくれた牛をこの前に埋葬し大日如来さまを刻んだそうです。

・・・と江戸から明治初めころのお話しです。

母も祖母も大日如来さまを・・・お大日さまと呼びお水を上げておりました。

山茱萸は秋月の苗木屋さんで私が買って植え、20年くらい経ちましたか。手入れはあまりしませんが(-_-;)

これからいろんな花が咲きはじめますね。

例句から・・・季語では、山茱萸の花。

さんしゅゆの花のこまかさ相ふれず   長谷川素逝

枯色に山茱萸の黄の新しや   高木晴子

枝の色と硬さと、花の黄の対比でしょうかね。

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