市の中心地にも近いエリアを横切る線路、フィリピンに来て此処に「電車」が走っている事を知ったのは半年後。てっきり放置されていると思っていた、何時も踏切は開いているし「電車」そのものを見た事が無い。当時は線路に手製のトロッコが乗っかっていて「通勤客」が利用、線路脇に屋台が在ったりした。ある日、レトロな電車が動いているのを見た時は感動。
実際には一日数回走っていた事をマニラ新聞で知った(30年前は唯一の情報源)。それにしても、スピードが出せないのかトコトコ走っていた。実は、日本のODAで寄贈された車両が車庫で眠っており、それを職員家族が住宅として使っていた。NHKのインタビューで「日本政府」に感謝していると、その家族が笑みを浮かべながら称賛していた。
線路の老朽化で日本製車両が使えなかったのかも知れないが、事前調査が欠けていたのは残念。現在、「JR東海」の専門家もフィリピンに駐在しながら近代化に尽力している模様ながら、未だ革新的な変化は見られない。https://twitter.com/SummerCruise88