これまで見聞きした失敗の巻。
①外国人は、飲食・サービス産業のオーナーには成れないので、フィリピンの知人や身内を書類上の代表に選ぶ。儲かれば要求も大きくなり、最悪乗っ取りを企てる。知人は良い人でも、その家族や仲間が「棚ボタチャンス」を放って置かない、身内の場合は一族郎党が吸い付いて来る。経験の無い身内をスタッフにする事で、良いスタッフが残らない。
対策
知人を選ぶ時には、よくよくの注意が必要ながら「人の心」だけは管理できないので、大きなリスクを承知でスタートするしかない。
身内の場合は、既に事業をしていたり社会的信用度が有れば問題は無く、むしろ協力さえ期待できる。もし無縁の場合は、諦めた方が無難。と言ってしまえば先に進めないので「提案」は、
①嫁さんが家族・親戚を管理でき、旦那に協力・理解を示せる事。
②少し上向きになっても身内をスタッフに強要せず、人選を旦那に任せる事。
始めた商売を、日本人自身が管理すれば3年、家族に任せれば2年、現地の人に任せれば1年の寿命と言われる。
好ましいスタートの例「走りながら考える」先ずは、最低6ヵ月間支えられる生活資金。そしてワンオペでこなせる商売、投資は最小限に抑える(生活資金とは別枠)。軌道修正を繰り返しながら改良して行く。3ヵ月以内にトントンにするのが目標、6ヵ月以上掛かれば破産。
もう一つは、いきなり商売を始めないで「インターンシップ」で、スキルと経験を積む(商売の基本は同じ)。狙い目は「ダイビング」「英会話・日本語教室」「旅行代理店」スタッフの出入りが激しい職場は、人材が不足している。理由はサラリーが安く拘束時間が長い、休みが不規則。
写真は10万円以下でスタートできる屋台