イメージの話です。
とはいっても自分の印象をそのまま語ったりや自分語りをしても仕方がないので、高校卒業予定者の就職活動と比較することで大学卒業予定者の就職活動のイメージを語っていきたいと思います。
まず、共通点として国(厚生労働省、文部科学省など)が採用スケジュールを示していることは両者共通です。
以下、「'21新卒者募集のために」(東京労働局、東京労働局職業安定部、ハローワーク(公共職業安定所))からの引用です。
高校卒業予定者の就職活動については、
1頁「推薦開始期日 令和2年9月5日以降
選考開始期日 令和2年9月16日以降」
(ただし、新型コロナウイルス感染症の影響で1ヶ月後倒し)
大学卒業予定者の就職活動については、
7頁「広報活動開始 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動開始 卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定日 卒業・修了年度の10月1日以降」
とされています。
スケジュールが示されている趣旨は学校教育の妨げとならないようにというのが大きいと思います。
で、相違点ですが、実質的にスケジュール通りですかって話です。
高校卒業予定者の就職活動についてはほぼスケジュール通りと考えていいと思います。企業側からするとスケジュール通りにしか動きようがないというのが本音だと思います。上記「推薦」という言葉からもわかるように基本的に高校が間に入っての就職活動となりますし、カリキュラムも、大学と比較してという話ですが、
キツキツで入っているので、企業が早期に選考類似の行動に出るのは難しいというのが現状だと思います。
大学卒業予定者の就職活動については、実質的にスケジュール通りかといわれると疑問が残ります。
例えば、大学生が就業しやすい就業時間で一定数の大学生アルバイトを雇います。広報活動開始日にアルバイト全員に自社の採用選考を案内します。そして、上記スケジュールに則り採用選考を開始します。
この場合、形式的には上記スケジュール通りですが、早期に選考しているのではという疑問は拭えないだろうと思います。
大学のカリキュラムが高校に比べて詰まっていない、そのことに伴って大学生の自由時間の比較的長い。企業側からすると大学生に対しては早期に接触し選考しやすい。実質的にスケジュール通りか疑問が残るというのはそういうことです。
こうなると大学生の方は大変です。無数にある企業の採用選考スケジュールに対応していかなければならないからです。もちろん対応できている大学生の方もいらっしゃるとは思いますが、混乱し対応に苦慮している方もいらっしゃるのではと思っています。
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