日本の母 ホイットニー婦人
一人の アメリカ婦人の信仰が 日本を
救った話である
勝海舟は江戸城を無血開城した 人物である
西郷隆盛の 政府軍に手紙を書き
西郷の江戸入城 を 無血に終わらせた
もしこのとき 江戸が戦乱になっていたら
明治日本は はるかに 違っていただろう
植民地に 成っていたかもしれない
それを 留めたのが 勝海舟である
勝も西郷も キリストの精神を知っていた
そして 乗り越えたのである
明治に入り
アメリカから 日本に来ていた ホイットニー
は しるべなく 勝海舟を頼った
ホイットニーの息子もまた 勝をたよる
勝はこの アメリカ人一家を 助ける
ついには 息子の梅太郎と ホイットニーの娘と
結婚 させる したがって勝の孫は アメリカ人とのハーフである
勝の 大きな 土地の中に ホイットニーファミリーによる
教会があった
特に 勝はホイットニー婦人の信仰に惹かれる
がんに侵され 苦しむ夫人が 死に臨んで
神様にゆだねる 姿を目の当たりして
完全に 心折れてしまう 心酔したのである
キリスト教を 認めていたのである
彼女ホイットニー婦人から学んだのが 和解である
神様と 人の和解
一方的な 神様の 人への和解である
勝には 重い 課題があった
最後の将軍 徳川慶喜と 明治天皇 の和解である
明治30年代 皇居に 慶喜が呼ばれた
和解のためである
明治天皇と皇后 と 慶喜が 同じ炬燵に入り
皇后が 慶喜に酌をして
慶喜がいただいたという こののち慶喜は公爵になる
これに奔走したのが 勝である
キリストの精神を ホイットニー婦人に学び
この力が 後押しになった
明治維新とキリストは
大いなる関係があったのである