みなさん、こんにちは。
そしてブログでは「侈」と「軽」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、侈にふくまれている「多」は夕(肉の形)を二つ重ねた形で、物がたっぷりあることを意味しているそうです。
多には「いくつも重なる」というイメージがあり、ここから、
移 多(いくつも重なる)+禾(カ:稲) 稲の穂が重なるようになびくさま→横にずれて動く。
侈 ぜいたくでありあまるさま。奢侈。
となるそうです。
移の説明がちょっとピンとこない気もします。
だそくながら、夕が肉の形なのはスーパーで豚バラブロックを横からみると、なるほどと思うはずです。買い物のときに娘に見せると、
「ほおっ」
と、感心していました。
つぎは「軽」です。軽の旧字体は「輕」になります。「巠」は縦に糸をはった織り機を描いた図形で、「真っ直ぐにとおる」というイメージがあるそうです。
経(經) 巠+糸 縦糸、経る、不変、おさめる。
軽(輕) 巠+車 真っ直ぐ進むためにつくった軽い車。軽量。転じて軽く見る。軽視。
径(徑) 巠+彳(行く) 回り道をしないで真っ直ぐいくさま。径路。転じて、さしわたし。直径。
茎(莖) 巠+艸 縦にとおる草の筋。茎。
勁 真っ直ぐにピンと張って力強いさま。
脛 膝から下の真っ直ぐな部分。
頸 頭と胴体をつなぐ真っ直ぐな部分。
となります。
巠は、わかりやすいイメージでした。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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