みなさん、こんにちは。
今回は《高冠陪輦 駆轂振纓》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「高」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると「高」には、
「高い→乾く→かたい・白い」
といったイメージがあるそうです。そこから、
稿 高(乾く)+禾(カ:稲) 乾いたわら。転じて、下書き。草稿。
豪 高(かたい)+豕(シ:豚や猪) かたく鋭いトゲの生えた獣。転じて力が強い。豪傑。
毫 高(たかい→長い)+毛 長く鋭い毛。転じて細かい毛。ごく小さいもの。寸毫。
膏 あぶら。白い脂身。膏血。
槁 枯れる。木が乾いて白くなる。
となるそうです。
プリントにある「絶纓の会」。春秋五覇の一人に数えられる楚の荘王には、この絶纓の会のほかにも「鳴かず飛ばず」「鼎の軽重を問う」といった逸話があります。
それにしても、夜陰にまぎれて后の唇を奪うなんて、ふつうなら怒ってあたりまえです。
なのに不埒者が誰なのか問わず、出席していた人全員に纓(冠のひも)をたつように命じるなど、なかなかできることではありません。
人間力のすごさに、脱帽です。
というか、ドラマチックすぎます。
過去の物語から、少しでも学ぶことができればいいなぁ、と思いました。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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