みなさん、こんにちは。
そしてブログでは「治」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、治にふくまれる台は、ム(㠯:イ 鋤の形)+口(物や場所を示す符号)で、道具を用いてものに働きかけるさまを示しているそうです。このため台には、
「手を加える」
「動作を起こす」
という意味があるそうです。(台地の台はべつの文字です)。ここから、
始 台(動作を起こす)+女 女性としての兆しが起こり始めるさま。はじまり。
胎 台(動作を起こす)+月 お腹のなかで胎児の動きが始まる。
治 台(手を加える)+水 川の水があふれないように手を加えて調整する。
冶 手を加えて金属を溶かす。冶金。
飴 手を加えてやわらかくした食べ物。
笞 手を加えて打ち叩く竹。
苔 治(水を治める)+艸 水中に生える草。
となるそうです。
プリントにある「居治不忘乱」の言葉は、
治にいて乱を忘れず
と読みます。平穏無事なときでも万が一を忘れない、という意味です。
忘れずにいたい言葉です。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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