みなさん、こんにちは。
今回は《空谷伝声 虚堂習聴》のプリントをアップしました。
そしてブログでとりあげるのは「伝」です。
伝は旧字では傳になります。専には「くるくるまわる」「丸い」というイメージがあり、
轉(転) ぐるぐる回る。回転。
傳(伝) 人から人へ物をまわしてつたえる。伝達。
團(団) まるい固まり。丸くまとまったもの。一団。集団。
などとなります。
旧字だと「くるくるまわる」という共通のイメージを感じることができますが、専のパーツは新字だと云と寸になっています。
云は「もやもやと漂う」、寸は「そっと押さえる」というイメージがあるパーツなので、「くるくる回る」を感じることはできません。
新字への批判はいろいろありますが、イメージがごっちゃになったのは、たしかに残念ですね。
手書きが主流のころは画数が減って便利だったと思います。
でも、いまはパソコンやスマホで文章を書くことの方が多いので、画数は関係ありません。書くことが激減して目でみて理解できればいいという時代になりました。ちょっと早まったかもしれませんね。
まあ、これほど手書きがすたれるとは、だれも想像できなかったと思うので、仕方なかったのかもしれません。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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