小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

53・54 徳建名立 形端表正

2022年01月28日 | 千字文

 みなさん、こんにちは。

 きょうは《徳建名立 形端表正》のプリントをアップしました。

 そしてブログでは「名」に注目しました。

 漢字の成立ち辞典によると、名は「はっきりわからないものを、それによってはっきりわからせる言葉」という意味をもっているそうです。

 はっきりさせる前提として、「はっきりしない」状態があるので、「はっきりしない」という意味にも使われるそうです。

 あ〜、なんだかややこしい。

 いずれにしても、名のパーツをもつ漢字は、

 銘 (金属などに名を刻んで)由来などをはっきりさせる・忘れない。銘記。

 茗 お茶。気分をはっきりさせる働きのある茶の木。

 酩 酒に酔って意識がはっきりしないさま。

 だそうです。

 茗(メイ、ミョウ)がお茶の木をさす漢字だとは、知りませんでした。

 お茶というより、ミョウガのミョウとして使われている漢字ですから。

 茗荷を食べると物忘れがひどくなるという俗説がありますが、「はっきりしない」イメージで使われているのかなぁ。

 そう思ってWikiをひくと、ミョウガの香り成分には集中力を増す効果があるそうです。

 はっきりしない vs はっきりさせる

 どちらのイメージを念頭において茗荷という字をあてたのかわかりませんが、どっちにしても、この漢字をあてた人はすごいですね。

 

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。

 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。

 みなさんのリアクション、お待ちしています。



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