小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

107・108 宮殿磐鬱 楼観飛驚

2022年02月05日 | 千字文

 みなさん、こんにちは。

 今回は《宮殿磐鬱 楼観飛驚》のプリントをアップしました。

 そしてブログでは「磐」と「驚」に注目しました。

 漢字の成立ち辞典によると、磐にふくまれる「般」には「ぐるりとまわる」という意味があり、舟+殳(棒を手に持つ形)で、かじを切って舟をぐるりともとに戻す形になっているという。ここから般には、

 「ぐるりとまるく回る」

 「まるく平らに広がる」

 というイメージがあり、

 搬 ものを移して平らに敷き広げるさま。運搬

 盤 まわりがまるく平らな大皿。円盤。

 磐 平らに広がった大岩。盤石。

 瘢 皮膚にできた平らな傷跡。

 となるそうです。

 一方、驚にふくまれる敬にふくまれる苟(キョウ)は、何かに驚いて体を緊張させるさまを示す形です。

 このため「敬」をふくむグループには、

 「身を引き締める」

 というイメージがあります。ここから、

 警 敬(身を引き締める)+言 言葉で注意を与え、身を引き締めて用心させる。

 驚 敬(なにかに驚いて体を緊張させる)+馬 なにかに驚いて体をこわばらせる。

 となります。

 千字文の道のりはまだ半ばにも達していませんが、このさき般も敬も同じグループの字は出てこないので、今回はふたつ取り上げました。 

 

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。

 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。

 みなさんのリアクション、お待ちしています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿