小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

109・110 図写禽獣 画綵仙霊

2022年02月05日 | 千字文

 みなさん、こんにちは。

 今回は《図写禽獣 画綵仙霊》のプリントをアップしました。

 そしてブログでは「写」に注目しました。

 

 写の旧字体は冩で、漢字の成立ち辞典によると、「ある場所から別の場所に物を移す」という意味があるそうです。

 また舄は鵲(カササギ)を描いた図形で、場所から場所へと動くイメージがあるといいます。

 ここから舄の形をもつ漢字は、

 潟 舄(別の場所に移る)+水 海水を移して塩分だけが残ったところ。

 瀉 水を注ぐ。流れ出る。一瀉千里(物事がはかどること。弁舌や文章がよどみのないこと)。

 となります。

 

 プリントにある

 逐獣者目不見太山 は、

 獣を逐(お)う者は目に太山を見ず

 と読むそうですが、

 獣を逐(お)う者の目は太山を見ず

 の方が自然だと私は思います。

 どっちにしても、ひとつのことに熱中するとまわりのことが見えなくなる、という意味です。

 しかし、なにを追いかけているにしても、そのくらい真剣にならないと捕まえることなんてできないと思います。

 

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。

 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。

 みなさんのリアクション、お待ちしています。



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