西区入野地区では、古くから注連縄作りが行われてきました。戦国時代に、引馬城主に入野の注連縄が献上されたという言い伝えがあり、大正時代には入野で作られた注連縄が、正月になると浜松地方の家々の玄関に「星の玉」と呼ばれ、飾られるようになりました。1932(昭和7)年に入野の注連縄組合が創設され、不況対策の一環として積極的に作られるようになりました。「星の玉」は、垂れが払い清め、輪は平和を願い、真ん中の福俵は福を招き、末払いは末永く家門の繁栄を願い、裏白は長命を祈り、橙とゆずり葉をつけて「代々うらうらしく譲る」ともじって飾るという意味が込められているそうです。
出典:「未来につなぐ地域と人・歴史」
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