花日和 Hana-biyori

怒りが私たちの行動を変えてしまう

ツイッターを見ていると、「怒り」の感情を表しているブログやツイートに対する共感や反響が大きいんだなあと思います。そんなとき、これを見まして。

又吉直樹さんがMCをつとめる、先週の「オイコノミア」は、「怒りの経済学」がテーマで、経済と怒りがなんの関係があるのかと思いましたが、関係あるんですねえ興味深かったです。

前園真聖さんがゲストで、以前やらかしてしまった事件後、「アンガーマネジメント」を学び、いまではサッカー教室で子どもたちにも教えているそうです。実感あるだろうな。

「アンガーマネジメント」とは、自分の怒りを理解しコントロールして怒りの感情をうまく利用するということで、大企業も研修に取り入れているそうです。講師の安藤俊介さんによると、「怒りの感情は最初の6秒が一番強い。その6秒をコントロールすることで、より良い選択肢を選ぶチャンスが訪れる。」とのこと。
受講した人は、主に組織のリーダー役のようで、アンガーマネジメントを学ぶ必要性を話していました。

怒ることで仕事に与える影響は、プラスとマイナスがあり、精神的な仕事の場合には生産性が落ち、フィジカルな仕事の場合はふだんの能力以上の力を発揮する場合があるとのこと。サッカーなんて、ちょっと怒ってるくらいがいいのかも。

怒りをコントロールするには、ハエになれ!

また、面白かったのは「ハエの目線になることが重要」とのキーワード。
抑えがたい怒りや敵意を抱いたことがある被験者を2つに分ける実験で、1つのグループは、怒りの出来事を「自分の視点で書かせる」。すると、怒ったことを人のせいにする傾向が見られました。

もう1つは、「壁にとまったハエの視点で」書かせました。こちらは、感情的になることが少なく冷静に分析することができたそうです。単に「客観的になれ」というよりも効果的で、「自分がハエだと思う事も重要なのかもしれませんね」と又吉さんは感慨ぶかげに言いました。

最後に、解説の方が挙げていた「怒っている時のメリット」は、下記の3点
・不確実なことでも確実性が高いように感じる
・自分で周りのことをコントロールできるように感じる
・リスクを恐れなくなる

私としては、「怒り」を「激しい感情」、「思い込み」として捉えると、ツイッターで怒りの感情が拡散しやすいのも頷けます。それが、仕事ではプラスに働く場合があるというのも不思議な感じですが、そういう側面もあるんだなと納得はできます。

ところで、人間にとって必要な時もある「怒り」のコントロール、又吉さんはまとめの一文に「ハエとして、6秒まつ」と書いていて、やはりうまいなとニヤリ。
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