読書は趣味ではなく、知識を得るためだけでもなく、人間理解と読解力を深め、会話力を向上させるために人間にとって必須なものと説く。まったく共感する。まあ自分はまだまだだなぁとは思うが、それでも本を読んできたから分かること考えたこと、励まされたことは非常に多いし、自分を作ってきた部分は大きいと思う。
■読書はスポーツのように
読書は、スポーツで体を鍛えるようにするのと同様、多少無理にでも行うべきものであり、ライトな娯楽ものよりも「精神の緊張を伴う本」を読むべきだとしている。
具体的な基準として「『新潮文庫の100冊』のような、評価の定まった文庫を100冊、新書50冊」と定義している。これだけ読めばある程度読書力がついたと言えるそうだ。
■全部読まなくてもいい場合もある
新書は全部読まなくても、その本の要旨が説明できるくらいに読めていれば「読んだ」としていいとしている。小説はあまり読み飛ばしては味気なくなってしまうが、新書はすべて有用な情報が載っているとは限らず、前半を読んだだけでこと足りる本もあるという。これは私も、ビジネス書を読んでいて感じることだ。勝間和代も「飛ばし読みでいいんです、その本の中からアイデアを掴めればいい 」と言っていた。
■読書会の手法
齋藤先生が開く読書会の手法を真似してみたくなった。同じ本について語るのは普通の読書会と変わりないが、3色ボールペンで線を引き、各自面白いと思った緑のラインについて一言ずつコメントしてもらう。これを何周もする。当日までに全部読み終えていない人もまんべんなく参加できる良い方法。
※三色ボールペンのライン
赤→作者がいいたいこと、事実(ここを読むだけでどういう本かだいたいわかるという部分)
青→印象に残る言葉
緑→自分が面白いと思ったところ。
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