昨日に続き今日も曇り。 1月半ばの気温で寒い日が続いています。
こんな寒い日でしたら父がいなくなってしまうことも無かったでしょう。
寒いのが大嫌いな父は昨日今日は炬燵で丸くなっていたに違いありません。
一昨日の事です。 この日は風も無く穏やかで暖かい日でした。
例によって兄が長時間外出するので父のお守を姉がすることになっていました。
姉が実家に着いたのは10時。 兄が出かけたのが8時。
この2時間の間に父は身支度を整えて 自転車に乗り外出したのです。
94歳まで車を運転して自分の行きたいところに行っていた父は
お天気が良く暖かかったのでサイクリングを兼ねて銀行迄行ったらしいのです。
銀行までは片道3キロ有ります。 まさか 101歳の爺さんが電動アシストでもない自転車にのって出かけるとはゆめゆめ思わなかった姉は慌てて私に
電話をかけてきました。 病気療養中の次兄の家に行っているのでは?
そう思った姉は次兄の家にも慌てふためいて行きましたが居ないので
仕方なく実家に戻り 「何かあったら連絡が入るだろう」 と腹をくくって
家の中でまんじりともせず父を待っていたようです。
この日 朝食前に一つ用事を済ませて遅めの朝ごはんを食べていた私もおちつかず味が分からないまま食事を済ませました。
正午近くになって姉から電話が入りました。 「爺ちゃん(父)が無事帰ってきました。まーったく元気なんだから‼ 銀行に行ってお金下してきたんだって! 幾ら下してきたのかしらね~。 もう少し待っていれば私が銀行まで車で連れて行ったのにー」
自分は 元気だーと思っている父は一人で気ままにサイクリングがしたかったのでしょう。 事故に逢ったら多くの人に迷惑が掛かるということも忘れて。
父は季節の花や紅葉を見るのが好きです。
農道をサイクリングしながらキョロキョロ遠くに見える紅葉など眺めてきたのでしょうか?