花笑 はなえみ

          呼吸を大切に 呼吸を忘れないで と願っています

宮沢賢治記念館 訪問

2013年07月05日 07時44分08秒 | 遠出
 2013年7月3日(水曜日)昼頃、自宅を出て、盛岡方面へ向かった。

 盛岡駅下車。
 12:47 北上行きに乗り、花巻駅下車。
 13:31 お腹が空いたので、観光案内所で、いくつかの飲食店を教えてもらった。
 その中で、白金豚(はっきんとん)で有名な源喜屋で『白金豚の定食』を注文した。

 食事を終え、お茶を飲んでいたら、雨脚が強くなってきた。
 お店の人が、宮沢賢治記念館行きの交通のことなど親切に教えてくれた。
 バス(320円)に乗り、賢さんの記念館へ向かった。

 遅い出発だったので、残念ながら充分には見学できなかった。
 しかし、大きな収穫はあった。

 賢さんって、思っていた以上に世界人だったのですね。
 明治29年生まれですから。
 戦争、戦争、飢饉、飢饉、大津波・・苦難の時代、苦難の連続、そんな中ですから。
 そんな中で、賢さんのような人間の出現は奇跡のように思います。

 実際は、賢さんがどんな人間だったのか、やっぱり、さっぱり分かりません。 
 でも、ユーモアに溢れた、人思いの楽しい人。
 それから、美味しいものが好きで、でも我慢して、仕事や作品に全力を注いで日々を過ごした人。
 そんな人物像も想像してみました。

 そんなに、そんなに、人のために尽くして、命を人のために燃やし尽くして、多くのものを残してくれたんだ。
 きっと、大いなる願いがあったから、病気を押してまであんな無茶苦茶な行動を起こしたんだ。

 私も、賢さんと同じ道を歩いているとは言い難いけれど、とても共感ができた。
 私自身の気持ちが、少し震えているのを感じていた。
 もし、私と賢さんがどこかでつながっているとしたら、ブッダの法に触れたことかな。
 いくつかの仏典に触れた中、法華経の現代語訳は何度か読み返したことがあるから。

    みなさまのご参考までに、
    私が所持している現代語訳
    の仏典、法華経です。

    法華経 現代語訳(全) 
      三枝充悳 第三文明社

 宮沢賢治記念館から新花巻駅まで歩いた。
 30分位かけてゆっくり歩いた。

 電車を乗りついて、もうへとへとだけど、もうすぐ我が家。
 
 おなかがへった!と叫びたい
 でも、がまん、がまん、
 もう、すぐ おうち がまん がまん
 
 そんな自作の歌をうたいながら帰宅したのは21時近くだった。