これは、孔子の言葉ではなく、門弟たちが孔子の教育をどう受け止めていたかを記したものとなっています。
〇子、四を以て教ふ。文・行・忠・信。 [し、しをもっておしう。ぶん・こう・ちゅう・しん]
〇大意; 先生は、次の四点に重きを置いて指導なさった。すなわち、文(学問・古人の遺したものを学ぶこと)・行(学んだことを基にした実践)・忠(相手に真心から誠意をもって行うこと)・信(相手に言行一致で臨むこと)である。
要するに、学問と実践の重要性・実践の際の態度のあり方について述べたものだといえるでしょう。
学問は、社会改良のための実践に活かさないといけないし、また、実践に際しては、常に相手(関係する人々)に誠実に、言ったことと行うことがちぐはぐにならないように行うことが肝要です。門弟たちは、孔子の教えを長く代々受け継ぐように努めていたのです。
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