子曰、「群居終日、言不及義、好行小恵。難矣哉。」
〇読み しいわく、「ぐんきょしてしゅうじつ、げんぎにおよばず、このみてしょうけいをおこなう。かたいかな。」
〇大意 先生がおっしゃった、「私の弟子たちは一日中群れを成して集まりながら正義の道に言及することもなく、ただ小知恵をはたらかそうとのみ力を入れている。こんなことでは世の中はよくなるまい、困ったことだ。」と。
宮崎市定(みやざき・いちさだ1901-1995)先生の解釈を下に引用します。『現代語訳論語』(岩波現代文庫)。
《子曰く、寄り集って一日中、がやがやと暇をつぶし、言うことに一言も取り柄がなく、やることと言えばつまらぬ人気取りばかり。こんな政府ならばない方がましだ。》
※※宮崎先生のは痛烈な政治批評となっています。
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