私も妹も、奈良に来て、驚いた事があります。
それはお鏡餅です。
お餅に驚いたのではなく
新年の挨拶に行ったら
「お鏡餅切った?はよ切らな、かたなるよ。」
と、必ず言われる事です。
確かに、鏡開きまで待ってたら、カビは生えるし、固くなって、食べにくくなりますが
鏡開きにそのお餅で善哉を食べていた私達には、とっても違和感があるのです。
郷に入れば郷に従えで早めに切っていましたが
先日、お鏡餅の由来を知り愕然としました。
お鏡餅は、神様の依りどころの鏡の変わりなのだそうです。
新年、歳神様が家に来て下さるように飾り、福を呼んで、松の内が過ぎたら帰って頂いて、神様が入っていたお餅を体の中に取り込むのだそうです。
と、いうことは
正月早々、神様を切り刻んでいたことになるのではありませんか!!
そんな事気にしない奈良の方と、めっちゃ気になる私では、わかりあえるわけがないので
来年から、手作りの鏡餅の隣に、さとーのお餅を置いて、神様にはそちらに入っていただこう!
と、固く誓いました。
鬼が笑いますか?