関西と関東で葛餅が違うのはご存知ですか。
関西の葛餅は透明、いわゆる水饅頭ですね。関東の葛餅は白くてういろうのようなものです。私は関西人ですから関西水饅頭の方が好きですが、以前、川崎大師の近くで「名物・久寿餅 」をいただいたことがあります。
久寿餅はちょっと固めで、それ自体はあんまり味がありません。なので、黄な粉や黒蜜をかけていただきます。久寿餅は関西人にはなじみのない食感のお菓子ですが、「和菓子で唯一の発酵食品」だそうで優れた和菓子なんですね。
今回は「なんきん葛餅とほうじ茶麩」のお椀です。なんきんを吉野葛で固めたものです。「吉野葛」は万葉時代から吉野に自生し、安土桃山時代からお菓子として登場、江戸時代には宇陀のあたりの特産品となったようです。つまり吉野葛はぷるぷる界の大御所なんです。

冬はやはり南瓜ですね。ちょっぴり甘いなんきん葛餅、口の中で優しく広がる幸せ、つるりとした喉越し、うーん、いいですね!
このお椀をご覧ください。冬らしい落葉柄のお椀です。ホクホクとつるりのコラボ、あ~、素晴らしい!!!
また「吉野仕立て」と呼ばれる料理法とは汁物などに葛粉でとろみをつける調理法のこと をいうそうです。今度はこのお椀でとろみの吸い地をいただきたいものです。

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