須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

花月のお土産~須磨海苔・再び

2020-07-23 15:50:20 | 日記
明石の有名なグルメといえば「明石蛸」ですね。たこ焼きをお出汁につけていただく「卵焼き」は全国的にも有名になりました。

世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」を挟んで西側の明石、漁業は今も盛んで、私には優しい漁師さんのお友達もいっぱいいて、蛸の雄雌の違いなどを教えてくれたりします。吸盤の形が違うそうです。明石蛸は外洋ものに比べて足が短いそうです。

時々気候の関係で減ってしまって、その時は蛸を増やすため、外洋から明石海峡周辺に連れて来るそうですが、しばらくすると適応して、足が短くなるそうです。タコも日本人っぽくなるのかな?日本人の足は長くなっている気がしますがね!

須磨浦海岸は明石海峡より東側に位置します。東側の雄、垂水の名産品といえば「イカナゴ」ですよね。春になれば兵庫区より西の奥方たちはイカナゴ炊きに夢中、この日に備えて一年前から貯金は当たり前、醤油や砂糖も備蓄しているぐらいの熱狂的フィーバーが訪れ、醤油と砂糖の甘い匂いが町に漂います。イカナゴのくぎ煮の炊き方教室もあるぐらいなんです。

そして「須磨海苔」、須磨海苔は垂水・舞子・塩屋・須磨・長田の駒ヶ林あたりまでの漁師さんたちが養殖を始め、特産品となったようです。

《日本の郷文化》http://jpsatobunka.net/index.html によると、

昭和30年頃、漁業から離れる人が増えたため、駒ヶ林から舞子までの7つの漁協を統合し、団結を強化した。そして昭和35年頃、毎年12月から翌年3月頃までの閑漁期対策として、海苔の養殖が始められた。そしてこのときの養殖が、須磨浦地区で初めて開始されたことから「須磨のり」という名前になり、その後、須磨浦地区の成果が、東須磨・塩屋・垂水・舞子へ広まり、現在では近隣一帯で養殖されています。この近辺で採れたものが全て「須磨のり」と呼ばれています。昭和40年頃から海苔も加工場も沢山出来、現在では、須磨のりは年間で約1億枚が生産され、全国の生産量の約1%を占めています。
神戸市漁業協同組合:078-706-0456
神戸市役所農水産課:078-322-5358

神戸のタウン誌「月刊・神戸っ子 KOBECCO」。オシャレな記事やインタビューがいっぱい掲載されているのですが、バックナンバーに須磨海苔の記事(写真付)を見つけましたのでご覧くださいね。


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【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
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