八寸(はっすん)は日本酒好みが最も愛する料理です。お盆やお皿などに、風雅に少しずつ、多種多様なお料理を盛りつけます。その際、小皿や小鉢を使うこともありますが、料理と器のバランスや美しさが大事にされ、例えれば、生け花の世界観のようです。生け花は花をいけて小宇宙を表現する、八寸は料理を使って小宇宙を表現するといえるでしょか。どちらも一期一会、いただいた「命の一瞬」を輝かせます。華道、茶道のように「日本の道(どう)」に通じる精神が感じられます。
前八寸、中八寸、焼八寸など、料理の順番や内容は料理長の工夫次第ですが、お客さまには、秘密の宝石箱を開けて眺めるような趣があります。
花月の八寸は美しいの一言につきますが、中でも「明石ダコ」の煮物は、味はもちろんのこと歯ごたえある柔らかさ、何回食べても飽きることがありません。
料理の原石を宝石に研磨する、その輝きを愛で、観て楽しみ、口に運ぶ・・・至福の時です。
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【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
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