須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

クマちゃん家猫になる(3)

2021-08-18 19:05:21 | 猫の物語
私がブログを始めたのは2020年の春、連休のことで、クマちゃんは1歳になったばかりでした。当時クマちゃんは、母親のジジからも、うし兄からも、姉妹のモカ猫パンちゃんからも離れ、拠点を東エリアに移していました。みんなが去ってしまったので、身体の小さい不器用なクマちゃんは一人で新しい場所を見つけざるを得なかったのでしょう。当時は歳の近い仔猫達がたくさんいたので、クマちゃんも時々、西エリアに出入りしてよく遊んでいました。


 ラビ・ウニ太郎・縞に混じって押しくら饅頭


 モフとは同い年だと思います。

当時クマちゃんはまだ1歳、今もそうですがとても遊び好きな性格です。2020年の春、連休に食事に行ったとき、お手製の「猫じゃらし」を持って行きました。花月猫ちゃん達は「猫じゃらし」で遊んでもらうのは初めてだったのでしょう、みんなもう無我夢中で楽しんでいました。しばらくして、東エリアから西エリアへ移動した時、クマちゃんはロロと一緒に猫じゃらしを追って率先してついてきたと思います。確かマリオも一緒いたような記憶があります。



思い返せば、あの時クマちゃんは建物の縁に沿って最短距離で東から西へ移動し、遊び終わると同じコース、最短距離で帰って行きました。同じ女の子でも大きな木から屋根まで登るロロちゃんと違って、クマは運動神経が鈍そうで、自分のエリアを守って生きるのが好きなようです。もしかしたら花月の庭で走り回ることも、一度もなかったかも知れません。そうして用心深く生きたからこそ、2歳まで生き残ることができたのかもしれませんね。

外猫を家にいれる・・・たぶん出せ!!出せ!!と大声で鳴き、慣れるまではとても辛いのではと覚悟して連れて帰りました。我が家の方は猫が走れる廊下があるので、保育園方式もいいなぁ、昼はうちに連れてきて夜は隣の友人宅、二か所飼いで広々させたら、花月と違う狭い空間でも我慢できるだろうかと、心配もし、対策も練っていました。が・・・全くの杞憂‼ 既に4か月経ちましたが、与えられた部屋から出てくることも少なく、帰りたい!出せ出せ~!!と鳴いたことは一度もありません。

ああ、自分を守って用心しながら生きてきたんだな、用心深いことが花月で生き抜く最低条件なんだな、と実感したのですが、何か拍子抜け・・・猫って本当に分からないものですね。。。

一年半前の2020年春、一つだけ確かなことがあります。クマちゃんはまだ元気一杯で目ヤニは切れなくても、身体にツヤがあり、走り回ることもできたということです。



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2 コメント

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Unknown (hanayukiay)
2021-08-18 19:35:15
くれあさん、今晩は!毎日クマちゃんと遊んでいます。友人は昼間仕事なので、昼に行けるときは一人でクマちゃんと遊びます。
最初はご飯と遊びにしか興味がなかったようですが、段々コミュニケーションもとれるようになりました。愛情甘咬みで、頬や鼻、髪の毛を噛まれたりしています。少しずつ抱っこもできるようになりました。投薬もまだありますので仕方ないと諦めつつ、できるだけ嫌がらないように早めに離して、しつこくしないよう心がけています。少しずつ仲良くなりますね。
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Unknown (くれあ)
2021-08-18 19:15:12
こんばんは。

仔猫が幸せになるのはホントに嬉しいです。
その一方で、お星様になる子達。
紙一重の差なんでしょう。そんな子達の分まで保護した子には幸せになってもらいたいです(*^^*)
クマちゃん、いい子ですね。
成猫の保護は環境に慣れるまで時間がかかるそうですが、きっとお利口で色々察したのかもですね(´˘`*)
幸せになる過程はほっこりします。
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