こんにちは、半次郎です。
創業者である会長と経営企画本部長を左右に従えたDeNAの若き社長が並んで、一斉に頭を下げている光景がニュースで繰り返し報道されていました。
こういった“お偉いさんズラリ”の謝罪シーンは今時、珍しくもないシーンではありますが、3名ともそのような企業のトップとしては異例に若く、一体、彼らは何をしたんだろう?と興味が湧いて見入ってしまいました。
この事件・・・敢えて“事件”と書きますが、つまり、何かをやったのではなく、やるべきことをやらなかったから事件になったのです。
本来、会社は外部に公表する情報は、IR情報がそうであるように、入念にチェックすべきなのです。
それは公表したことに対する責任です。
決算の情報にしても、いい加減であれば粉飾決算の罪になることもありますからね。
第一、決算の数字が合わなかったら、大問題でしょ?
ところがDeNAは、これだけ多くの人に情報を発信(ホームページの閲覧者が何人いるかは掴めますよね)しておきながら、その情報の真偽をチェックしていませんでした。
チェック体制すら取っていなかったそうです。
有識者にも確認しておらず、裏を取らずに不確かな情報を、さも正しい情報であるかのように掲載していた訳です。
その点では、DeNAに大きな責任があります。
では、ネットの情報を受け取る我々はどうかと言うと、何でも安易に信用してしまっているのではないかと、そう感じています。
ネットの情報は学校の教科書ではないのですから、無防備に信用してはいけません。
玉石混交と言うのは、ネットが出始めた当初から言われていました。
それだけに、ネットは、自分の生活に影響のない内容についてのみ、あくまでも参考程度にエンターテインメントとして閲覧するようにすべきだと思います。
よく、一般の方が自身の身の回りで起きたトラブルをネットで相談しているサイトを見かけますが、中には深刻な相談(夫婦の離婚問題や自身の病気の相談など)もあり、ネットで相談する問題と違うでしょと思うものも度々、見かけます。
しかし、それに対する回答が、どうにもいい加減で、相談者が気の毒に思えてなりません。
回答者も明らかにストレス発散の対象にしているとしか思えない酷いものから、頑なに自分の意見が正しいと妄信して回答している方まで、様々です。
いずれにしても、いい加減な回答が多すぎて、どのアドバイスが正しいのか判断がつかないことでしょう。
それならば、ネットで相談するのではなく、専門家に相談した方が早くキチンとした回答が得られます。
特に、夫婦の離婚問題や病気の相談などの重要な相談事は、責任ある立場の方に相談すべきで、間違っても相手の素性が分からないネットで相談することは避けたいものです。
さて、いささか論点がずれてしまいましたが、ネットとは“正しい情報ばかりとは限らない”ものだと理解して、あくまでも自己責任でそこに書いてある情報を活用するようにしましょう。
そして、ネットで見つけた情報には必ず、根拠や出典が記載されているかを確認し、“根拠や出典の書かれていない情報は信用しない”というスタンスで接するようにすれば、騙されることはなくなるのではないでしょうか。
まだまだインターネット社会は続くはずですから、間違った情報に振り回されないよう、自分なりの判断基準を持ちましょう。
それではみなさん、良いネット・ライフを!
From 半次郎
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