こんにちは、半次郎です。
先日の大雨で、福島第一原発の除せん作業で出た廃棄物の詰まった袋が、全部流されたと言う酷いニュースがありました。
流された廃棄物の多くは、袋の中身が無くなっていたそうですから、民家や農地、そして海に流されたものと推測されます。
除せん作業のゴミですから、当然、放射能に汚染されています。
こんな危険物が、野積みになって放置されていたと言うことに、驚いています。
一体、東電は何をしているのか。
福島県は、国は、一体何を管理しているのか。
開いた口が塞がりません。
そう思ってこの新聞記事を探していたのですが見つからず、12日の記事に、別の酷いニュースが出ているのを見つけました。
以下、読売新聞記事の引用です。
『放射性物質入りの雨水はまた海に流れた。
東京電力は11日、福島第一原発の排水路から汚染雨水が外洋流出したと発表した。防止対策を実施した4月以降、7回目。最近は強めの雨が降るたびに流出しており、東電の対応や見通しの甘さを指摘する声が上がった。
流出が相次いでいるのは「K排水路」。東電によると、11日の流出は午前3時過ぎから午前7時過ぎにかけて計3回、断続的に続いた。原因は今回も「ポンプのくみ上げ能力を超える雨が降ったため」だった。
K排水路の出口は外洋につながる海にあり、東電は4月、出口近くにせきを設けてたまった水をくみ上げるポンプを8台設置した。K排水路には原発事故で飛び散った放射性物質が入った雨水が流れ込んでおり、東電は昨年から濃度の高さと外洋流出に気付きながら伏せていた。ポンプ設置などの対策は、漁業者や地元自治体から強い批判を受けたのがきっかけだった。
ポンプの設置後、くみ上げた水は外洋とは区切った港湾内につながる別の排水路に流しており、東電は今年度内にK排水路の出口を港湾内に付け替える工事を実施中。8台のポンプは1時間あたり14ミリの雨までくみ上げられるが、東電の担当者は「水がないのにフル稼働を続けるとポンプに負荷がかかるため、水位に応じて動き出す台数が変わる仕組みにしている。急に強い雨が降ると対応しきれない」と説明する。
福島県は、排水路の上流側にポンプを増設するよう求めているが、東電側は「上流側の排水路は地下にあり、設置する場所がない」と主張して従っていない。東電は流れ込む雨水を減らすためとして新排水路の建設も進めているというが、完成は年末の見込み。県の担当者は「再発防止を求めているが流出は続く。東電は甘すぎる」と批判している。』
これも酷いですね。
4月以降7回目の流出と言うことは、毎月流れ出ていると言うことではありませんか。
これは故意ですか?
国も県も、東電に任せっきりで管理もしていないのと違いますか?
そして、直接、作業主体であるはずの東電は、業者任せで管理すらロクにしていないようです。
東電にはもっと責任を持った対応をして貰いたいですね。
このままでは、太平洋側の魚は食べられなくなります。
確かに最初は天災でした。
不幸な事でしたが、復旧に向けてみんなが協力して動きつつあるものと思っていましたが・・・。
今までの一連の対応を見ていると、東電のずさんな管理、やるきの無さばかりが目につきます。
もう、この段階では人災と言っても過言ではないのではないでしょうか。
ほとんど犯罪でしょう。
なぜ処罰されないのか不思議です。
この怒りはどうすれば良いですか?
この国の綻びは、あまりにも大き過ぎます。
なぜ、このような無責任な国になってしまったのでしょうか?
汚染大国、ニッポン。
人も企業も、すっかり無責任病に取り憑かれてしまったようです。
From 半次郎
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