レガスピへの道 (でも時々、菊川)~Road to the Legazpi City Albay!~

37年7ヶ月の会社生活を終え、次のステップをフィリピンで過ごす事に決めた男のつぶやき
レガスピ市に興味ある方ご連絡を

2023年10月31日のまにら新聞から

2023-10-31 06:50:41 | フィリピン
2023年10月31日のまにら新聞から

10月31日のまにら新聞から

「一体感の強まり期待」 ようやく実施も事件相次ぐ
全国でバランガイ(最小行政区)議会・青年評議会選挙が行われた。各地で発砲事件相次ぐ
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news273599.html

バランガイ選挙の投票所の一つ、アラウリョ高校の校内=30日正午ごろ、首都圏マニラ市で岡田薫撮影

 全国でバランガイ(最小行政区)議会・青年評議会選挙が行われた30日、ミンダナオ地方バンサモロ自治地域(BARMM)では選挙絡みと見られる発砲事件が相次いで発生し、候補者ら5人が死亡、10人以上が負傷した。

 国家警察BARMM地域本部によると、南ラナオ州ブティグ町でバランガイ議長候補の夫が、同町ポクタンで対立するバランガイ議長候補である実の兄弟に殺害された。同州では別に1人が死亡しており、南マギンダナオ州ルンババヤバオ町など2カ所で2人が死亡と4人の負傷が報告されている。

 また、マギンダナオ州ダトゥオディンシンスアト町でも2人が殺害され、3人が負傷。バシラン州ドゥブラン町ラヒラヒでは、バランガイ議長候補を含む6人が銃撃を受けて負傷している。同地域本部のノビレサ本部長は、同地域で選挙監視役を拒絶した教員に代わり、警察官1201人が選挙管理委員会の下で働いていることも伝えた。


 ▽首都圏の投票所では

 同日、午前7~午後3時まで全国3万7341カ所の小学校・高校が投票所となり、選挙管理委員会の下で、教員やバランガイ関係者、ボランティア、教会関係者、一部警察官などが、円滑な投票実施に務めていた。バランガイ659~669まで、13バランガイの選挙会場となっていた首都圏マニラ市のアラウリョ高校では正午前、一部教室を除いて、そこまで混み合った状況は見られなかった。同校の中庭の広場には、高齢者や妊婦、身体障がい者向けのアシスタントブースも設けられ、ヘルプ人員が待機していた。

 責任ある投票のための教区評議会(PPCRV)の同校派遣団42人の責任者の修道士ジェラルディン・デノガさんは、普段はカトリック系の大学で財務管理の仕事に就く。この日、校内2カ所にブースを設置、自身が投票を行う教室の場所が分からない人をアシストしていた。「シンプルなことが非常に難しい仕組みだ」と、投票者への同情を示した。

 自身もバランガイ660―Aに住むデノガさんは、同バランガイにおける「最初の投票者だ」と笑った。「高齢枠」で早くに投票を済ませたという。投票にあたり、「よく知る候補者は2人いて、その他は信頼する友人から聞いた候補者を選んだ」。「バランガイ議長1人と議員7人のうち5人を選んだのみ。知らない人に投票はしない」との信条を口にした。

 その他にも、オレンジ色のIDを首から下げた特定候補者1人につき、2人まで選定できる選挙立会人が、各教室の前におり、その数はひと際多かった。選管メンバーと教員は、いずれも教室内で投票を見守った。667番バランガイは2つの教室にまたがって投票が行われ、投票者約300人ずつを想定していた。


 ▽顔ぶれのリストも

 選挙立会人のスセー・ビリェリャリスさんは、普段は支援者が日本人の比NGOのスタッフだ。自身も一般投票者が来る前の「午前6時に投票を済ませた」とし、投票済みのインクが付着した右人差し指を見せた。バランガイ議長は「それぞれ選んでほしい議員リストも作っている。選ぶ自由はあるが、ラインナップを参考にする人も多い」と教えてくれた。

 投票を終え、家族や近所の仲間と学校前の木の下で涼んでいた子連れのグラシャ・デロスサントスさん(38)は、午前10時ごろに投票所に着いた。投票は「スムーズで、問題はなかった」と言う。

 生まれ育ったバランガイ660番は住民500人に満たず、各家庭に候補者がおり、特定候補への集団投票は難しい現状を明かした。投票したバランガイ議長は「知り合い」で、候補者には「小さなバランガイなので、一体感の強まりを期待している」と話した。


 ▽待ちに待った選挙

 バランガイ選挙は2018年5月の実施以降、20年5月に実施予定だったが、22年12月に再度23年10月へと延期されていた。青年評議員のみの有権者は15~17歳で、同評議員とバランガイ議員の双方は18~30歳、バランガイ議員のみは30歳以上が投票できる仕組みになっている。

 今回のバランガイ選有権者は6783万9861人、青年評議会有権者は2142万550人と事前に予想されていた。バランガイ議長と青年評議会議長にはいずれも4万2001人ずつ、バランガイ議員と青年評議会議員にも29万4007人ずつの、計67万2016人分の役職が争われている。(岡田薫)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231031.html
「1票の価値」は千ペソ なお残る金銭授受の慣習
5年ぶりバランガイ選挙実施。買票の禁止がうたわれる中、300~1000ペソで「買収」横行

フィリピン議会で演説へ 対中連携、円滑化協定も議論
岸田文雄首相が比訪問時に議会で演説へ。日本の首相が比議会で演説するのは初(時事)

「好きなことに出会えるかが大切」 PRA日本人倶楽部が健康セミナー
PRA日本人倶楽部が「マニラで真剣に身体の健康を考える」と題したセミナー開催

サラ氏が2桁減 ロムアルデス議長猛追
10月のパフォーマンス世論調査でサラ氏への満足度が2桁減。ロムアルデス議長が猛追

比の公的サービス近代化推進 米国際開発庁
米国際開発庁が比9都市への投資誘致を促進する1100万ドルの経済開発プログラムを始動

国連休戦決議を棄権
ハマスとイスラエスの戦闘で、国連休戦決議に比はASEANで唯一棄権

ジャガイモ価格高騰
ジャガイモ価格が高騰。2カ月前と比べ80%上昇

比の子どもを「おもてなし」 「世界パスタの日」イベント
伊食品メーカー「バリラ」がマリオットホテルと共同で食料寄付イベントを開催

大衆紙の話題
新規感染者167人
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1698678000.html
 保健省は27日に新型コロナの新規感染者を更新し、167人と発表した。全感染者数は411万9478人で、死亡率は1・6%だという。現時点の感染者数(アクティブ)は2929人で、回復者は191人で、フィリピン国民404万9813人が感染後に生還した計算だとしている。全国の集中治療室におけるコロナ患者用ベッドの占有率は10・81%で、ベッド1952台中、211台となっている。通常病棟におけるコロナ患者用のベッド占有率は16・47%で、1万8224台中、3001台で、余裕がある状態としている。(29日・テンポ)

2023年10月30日のまにら新聞から

2023-10-30 06:03:18 | フィリピン
2023年10月30日のまにら新聞から

10月30日のまにら新聞から

「比防衛に鉄壁の関与」 比米国防相が電話会談 中国との船舶衝突で
南シナ海比中船舶衝突を受け、比米国防相が電話会談。米側は比防衛への「鉄壁の関与」を再表明
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news273582.html

 南シナ海南沙諸島のアユギン礁(英名セカンドトーマス礁)付近で中国海警局、比沿岸警備隊(PCG)を巻き込んで22日に発生した比中船舶の衝突事故を受け、テオドロ比国防相とオースティン米国防長官は27日、電話会談を行った。両者は今回の「中国船による危険かつ不法な操船が比補給船、PCG船との衝突を引き起こし比船員を危険にさらした事件」(両国防省共同発表)として、意見を交換。オースティン氏は、米国による比とインド太平洋への「鉄壁の関与」を再度表明した。

 両者は比米相互防衛条約(MDT)が、「『南シナ海を含む』太平洋のどこの場所でも、『沿岸警備隊船を含む』両国の公船、航空機、軍隊に適用される」ことを改めて確認。両国間の調整、両軍の相互運用性向上、比国軍近代化などの取り組みを強化・加速化させるとともに、協力範囲を拡大することで一致した。

 今年に入って中国はPCG船に対し、隊員に一時的失明を引き起こした軍用級レーザーの照射、小型船を転覆可能な大型放水砲の発射、今回の危険操船による衝突の誘発と、力の行使を強めている。比政府はどれもMDT発動条件となる「武力攻撃」にはまだ当たらないとの見解を示しているが、今回の国防トップ会談では、「レッドライン」はどこにあるかについての認識のすり合わせも行われたとみられる。

 さらに両者は、近くインドネシアで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議(ADMM)プラスの場で、テオドロ氏就任後初となる対面での比米国防相会談を開くと申し合わせた。同会議は11月16日開催。日本、韓国、豪州、インド、ニュージーランドのほか、中国、ロシアも対話国として招かれている。

 6月にはアジア安全保障会議(シャングリラ会合)のサイドラインとして初の比日米豪防衛相会談が開かれており、次のADMMプラスでは2度目の4カ国国防相会談など多国間国防会談がセッティングされ、「同志国」間の安全保障ネットワークがアピールされる可能性もありそうだ。

 両者はまた、先月パワラン島沖で実施した比米海軍の合同航行などを含めた最近の両軍の協力の進展を歓迎した。先月実施された比米「合同航行」に、比海軍はミサイルフリゲート艦BRPホセリサール(107メートル)、米軍はミサイル駆逐艦USSラルフジョンソン(155メートル)を派遣していた。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231030.html
「反省に立ち秩序維持を決意」 レイテ上陸79周年 花田総領事
マッカーサーのレイテ島上陸から79年式典開催。花田総領事は全ての犠牲者へ哀悼を示し、国際秩序の維持のため比日米豪連携を緊密化させることを表明

中国空母がバシー海峡進入 米空母派遣直後に
米空母がルソン沖に派遣された直後のタイミングで、中国空母打撃群が南シナ海からバシー海峡を通過、西太平洋に進入した

過去最高のもみ米収穫量を期待 今年度の稲作順調で農務省
農務省は今年のもみ米収穫量が過去最大になる可能性があると予測

マニラ国際映画祭初開催へ ハリウッドで比作品上映
11月2日から、メトロマニラ映画祭の国際版「マニラ国際映画祭」がロサンゼルスで開催。比作品も上映へ

ホームラン飛び交う接戦 前回覇者と強力打線軍団が決勝で激突 日本人会ソフトボール大会
日本人会ソフトボール大会決勝は前回覇者トゥーホィーラーズと接戦を潜り抜けてきたマニラエンペラーズが激突

大衆紙の話題
比人3人がロマンス詐欺で送還
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1698591600.html
 タイ経由でミャンマーへで暗号資産取引を利用した国際ロマンス詐欺のコールセンターでの労働を強制されていたフィリピン人3人が本国へ強制送還された。出入国管理局のタンシンコ長官によると、同3人はタイに渡った後、ミャンマーへ強制的に連れられ、暗号資産アカウントを通じて、北欧・米国の個人を標的にした「ロマンス詐欺」を実行するよう強いられていた。また就業時間は16時間以上で、毎週ノルマを与えられ、達成できなければ腕立て伏せやスクワットなど身体的な罰則が課せられていたという。(29日・テンポ)

2023年10月28日のまにら新聞から

2023-10-28 06:18:34 | フィリピン
2023年10月28日のまにら新聞から

10月28日のまにら新聞から

VAT還付要望書を提出 比日商工会議所が財務省に
比日本商工会議所の下田会頭が財務省にVAT還付手続き問題の解決を求める要望書提出
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news273569.html

 フィリピン日本商工会議所の下田茂会頭=丸紅フィリピン社長=は25日付で、財務省に対し、輸出企業のVAT(間接税)の還付問題に関する要望書を提出した。比日本商工会議所によると、比へのミッションとして来比した日本商工会議所の小林健会頭が23日にマルコス大統領、パスクアル貿易産業相にそれぞれVAT還付問題について直接問題提起しており、VAT問題に比政府の関心が集まった機をとらえて正式に文書で要望を提出した。下田会頭自身も7月に大統領に面会した際、VAT問題に関し問題提起を行い、大統領から「修正提言があったら参考にしたい」と前向きな返答を受けていた。

 ジョクノ財務相に宛てた要望書で下田会頭は「比の税法では、売上にゼロレートが適用される企業はインプット(仕入れ)VATの還付を申請することができるとある。経済協力開発機構(OECD)のガイドラインに記されるような国際標準は、『仕向け地原則』に則っており、この原則に従えば、海外で消費される製品を生産する輸出企業はVATを免除され、輸出企業は仕入れの際に支払ったインプットVATの還付を受ける権利を持つ」と説明。

 その上で、「しかし、比における多国籍輸出企業の間では、VATの還付を適切な時期に十分受けることもできないばかりか、部分的にさえ還付を受けることは事実上不可能であるとの認識が広がっている。この状況は産業をまたがり数十年間続いている」と問題点を指摘した。

 日系輸出企業の還付申請に対する内国歳入庁(BIR)の対応については、「BIRは『法令に明記されていない』との解釈を取り、一貫して還付を拒否してきた」と説明。こうした徴税当局の対応のため、大半の申請企業が「インプットVATを想定外の費用として負担することを余儀なくされている」とし「VAT還付を想定して比に進出した企業は、事業戦略の調整をせざるを得ず、予想外に増加した費用と格闘している」と窮状を訴えた。

 さらに、「VAT還付手続き改革の動きが乏しい」ことの結果として、「日本の投資家にとっての投資先としての比の魅力に悪影響を与えてきた」と指摘。他の東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と比べ、比は「外資の誘致に関し活発ではない」とした上で、「VAT還付が受けられないことによるコスト増は、比からの輸出品の価格競争力に悪影響を与える。追加的な投資をもたらしたはずの進出企業の事業拡大はいま危機的状況にある」と述べた。

 こうした状況を踏まえ、ジョクノ財務相とBIRのルマギ長官に対し、「VAT還付申請の審査プロセスを慎重に見直し、この差し迫った懸念を最終的かつタイムリーに解決すること」を求めた。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231028.html
首相訪問時に合意見込み 比日間の訪問部隊地位協定
テオドロ国防相「岸田首相訪問時にRAAの合意が交わされることに期待」

「中国ODA利用せず」 ミンダナオ鉄道で比政府
比政府がミンダナオ鉄道に中国ODAを利用しないことを決定し、中国大使館に通告

「世界市民であってほしい」 日本語パートナーズ文化交流
短期NP第1期の8人が、10月18~27日の日程で首都圏やダバオ市の学校を訪れた

98%が賛成 国立大授業料無償化
パルスアジアは比人の98%が国立大学の授業料無償化に賛成しているとの調査結果を報告

大衆紙の話題
強盗で侵入しハンマーで少女殴殺 
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1698418800.html
 首都圏カロオカン市で23日午前1時30分ごろ、17歳の少女が自宅で男にハンマーで殴り殺された。近隣住民が物音を聞きつけて駆け付けたところ、少女は頭から血を流して倒れていたという。目撃証言などを基に、カロオカン署は24日、少女の隣人だったラパエル・アリソン容疑者(40)を逮捕した。取り調べで、同容疑者は被害者宅に強盗目的で侵入し、少女をハンマーで殴ったことを認めたという。警察は容疑者から少女のものと思われる学生証が入った財布を押収。少女の父親が、少女の所有物だと認めたという。(27日・テンポ)

2023年10月27日のまにら新聞から

2023-10-27 05:42:10 | フィリピン
2023年10月27日のまにら新聞から

10月27日のまにら新聞から

米がルソン沖に空母派遣 緊張激化で中国けん制
南シナ海で比中緊張が高まる中、米国が空母打撃群を南シナ海に派遣。艦載戦闘機を発進させ
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news273552.html

米空母USSロナルドレーガン=公式フェイスグックより

 米海軍最大級のニミッツ級空母USSロナルドレーガン(333メートル、米海軍第7艦隊)が25日、ルソン島沖に停泊した。同艦は先週末に派遣され、ルソン島西方沖のパナタグ礁(英名スカボロー礁)西南約40カイリを航行したほか、同海でジェット戦闘機FA18Eスーパーホーネットなど艦載機の飛行作戦も実施した。同礁は比の排他的経済水域(EEZ)内にあるが2012年に中国が実効支配を奪っている。空母は単独で行動することはないため、駆逐艦や潜水艦などで構成される米国の「空母打撃群」が南シナ海で展開したとみられる。比各メディアが報じた。

 米国は、ロシアのウクライナ軍事侵攻の後には空母USSハリー・トルーマン(ニミッツ級、333メートル)、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲した後にはUSSドワイトアイゼンハワー(同)を中核とする空母打撃群を「抑止目的」で近海に派遣している。今回の派遣も南シナ海を巡って比中緊張が高まるなか、中国ににらみを効かせるのが狙いとみられる。

 今回の米空母派遣は、22日に行われた、南沙諸島アユギン礁に詰め所として座礁させてある比海軍艦への補給任務と同じタイミングで実施された。同補給作戦中には、中国海警局船・民兵船の危険操船の結果、中国船と比海軍チャーター船・比沿岸警備隊(PCG)巡視船との間で衝突事件が起こる事態に発展している。

 中国外務省の毛寧報道官は翌23日、「比による仁愛礁(アユギン礁の中国名)への侵入を米国はそそのかし、支援している」として、空母派遣と結びつけ米国を非難した。

 米バイデン大統領は米時間25日の会見で、「先週、自国のEEZ内で補給任務に従事する比船に対し、中国船が危険で不法な行動を取った」と明言。その上で「これははっきり言っておきたい。米国の比防衛へのコミットメントは鉄壁だ。比航空機、船舶、軍隊へのいかなる攻撃も比米相互防衛条約を発動させる」と強調し、中国に警告した。

 船舶衝突事件を受け、米国が強いメッセージを発する中、中国外務省の毛報道官は26日、「米国は南シナ海の当事者ではなく、中国とフィリピンの間の問題に関与する権利はない。比を防衛するという米国の約束が南シナ海における中国の主権と海洋権益を害してはならない」と述べ、南シナ海問題に対する干渉をけん制した。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231027.html
中銀が緊急利上げ きょうから政策金利6.5%
比中銀が緊急に政策金利を0.25%利上げ。政策金利は6.5%に。27日から発効

「みんなが平等に生活できるよう」 社会問題の解決に向け発表
JICA事務所でMJSの生徒が社会問題の課題解決に向けた発表を行った

31日は通常の労働日 大統領府が明言
大統領府が、特別非労働日に挟まれた10月31日は特別非労働日に指定しないと表明

ホーチミンに駐在員事務所 政策金融公庫
日本政策金融公庫がベトナム・ホーチミンに駐在員事務所を開設。フィリピンも担当へ(時事)

大衆紙の話題
世界中のサーファー集まる
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1698332400.html
 北スリガオ州シャルガオ島のヘネラルルナ町で25日、シャルガオ国際サーフィン大会が開幕し、世界中の一流サーファー98人が競い合いを行っている。日本やインドネシア、オーストラリア、台湾、スウェーデン、英国からの男性32人、女性16人に加え、フィリピンからも男性42人、女性8人が参加し、5日間の競技が続いている。開幕式には大統領の末の息子をはじめ、政府高官やVIPが顔を揃え、同島のリゾート宿泊施設も満室となるなど、同町のソル・マトゥガス町長は「この2週間で観光客は増加した」と強調した。(テンポ・26日)

2023年10月26日のまにら新聞から

2023-10-26 06:35:09 | フィリピン
2023年10月26日のまにら新聞から

10月26日のまにら新聞から

連載TAO第3回 比日両国へのルーツが「私の強み」 幼稚園英語教諭 秋山愛子さん
日本で新しい仕事に挑戦し、天職に出会った女性がいる。フィリピンと日本にルーツがある秋山愛子さん(31)は.....
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273532.html

秋山愛子さん=東京都足立区で冨田すみれ子撮影

 日本で新しい仕事に挑戦し、天職に出会った女性がいる。フィリピンと日本にルーツがある秋山愛子さん(31)は比で生まれ育ち、8年前に来日してから幼稚園で英語の先生として働き始めた。(東京=冨田すみれ子)

 フィリピン人の母と日本人の父のもとに生まれ、ダバオ市で母方の祖父母に育てられた。日本で働いていた両親とは長期休暇に比日を行き来して時間を過ごした。離れて過ごす期間、インターネットがなかった幼少期は国際電話で話し、ネットが普及してからはビデオ通話ができるように。物心ついてから両親と暮らしたことはなかったため日本語はできず、父とは母の通訳を介し、電子辞書を使ってやり取りした。

 アテネオ大学在学中、学生団体で小学生の学習支援に携わったことがキャリアのきっかけに。卒業後はマニラ首都圏内のインターナショナルスクールに就職。中学生に比文学などを教え、やりがいを感じていたが、日本にいる父が病気を患い、日本への移住を決心した。


▽園児の成長がやりがい

 2015年に来日し、東京のバイリンガル幼稚園で英語教員として働き始めた。初めは日本特有の上下関係などに苦労したが、子どもと接する毎日が楽しく、日本の生活や職場にもすぐに慣れた。

 現在は都内のピッキオ・モンテッソーリ・スクールで園児に英語を教える。「子どもたちはスポンジのように全てを吸収します。例え小さな成長でも、日々出来ることが増える過程を見守り、一緒に喜べることにやりがいを感じています」。日本への移住をきっかけに出会った幼稚園での仕事だが、今後もこの業界でキャリアを積んでいきたいと考えている。


▽アイデンティティーに悩んだ時期も

 今は比日両国への繋がりが自分の一部だと感じているが、学生時代はアイデンティティーに悩んだ。日本で歌手・エンターテイナーとして働いていた母と父の出会いについて話すと、偏見の目に晒されたり心無い言葉を投げかけられたりすることも。秋山愛子という名前は比の学校では目立ち、大学では留学生と間違われ、タガログ語の初級クラスを受講させられそうになったこともある。一方、日本へ移住すると、病院や銀行では名前から日本人だと思われ早口で話しかけられ、苦労した。「どちらの国にも属していない」と悩む時期もあったが、「今は比日両国へのルーツが私の強み」と自信を持って言える。

 日本語の勉強にも励み、父と込み入った話や悩みも、母の通訳を介さずに話せるようになった。多様なルーツを持つ子どもが増える日本社会で、子どもを支えられる職業に就いていることも、自分らしさを活かす道だと考えている。「これからは様々なルーツを持つ人たちに、さらにやさしい日本社会になってほしいし、すでに少しずつ変わっていっていると感じます」。

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231026.html
カストロ議員が刑事告訴 「殺したい」発言の前大統領を
カストロ野党院内副総務は、公の場で同議員を「殺したい」と発言していたドゥテルテ前大統領を刑事告訴

死者数52%減 違法薬物撲滅活動中に
マルコス政権発足後の22年7月~23年9月の違法薬物撲滅活動中の死亡者が前年比52%減少

レーダーは5年かけ納入 参謀総長発言で日本大使館
日本大使館「警戒管制レーダーは2020年から5年かけてフィリピンに納入される」

家宅捜査に動画投稿者が同行 国警長官が経緯報告を命令
家宅捜査に動画投稿者が同行してSNSに実況中継していた問題で、国家警察長官が経緯の報告を命じる

候補者3人射殺される ミンダナオ地方バランガイ選
ミンダナオ地方の2カ所のバランガイ選立候補者計3人が相次いで射殺される

レバノンの比人退避へ イスラエルとヒズボラとの戦闘で
イスラエルとヒズボラの戦闘拡大で、レバノンに住む比人の一部も帰国を希望

賭博での利用増加 暗号資産
シンガポール開発銀行よると、比は暗号資産の普及率でアジア・オセアニアの上位に

大衆紙の話題
女性運転手射殺される
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1698246000.html
 24日午前5時半ごろ、首都圏カロオカン市の路上で女性が頭部から血を流して倒れているのが見つかった。バイクの運転手が被害者を発見し通報した。警察の調べによると、殺されたのは30歳代とみられるバイクタクシー運転手の女性で、頭部を銃で撃たれていた。周辺の監視カメラを調べると、この女性運転手が容疑者をバイクの後部座席に乗せて走っている様子が映っていた。女性は運転中にいきなり容疑者から頭部に向けて発砲された可能性が高い。警察は容疑者の行方を追っている。(25日・ピリピノスターガヨン)

2023年10月25日のまにら新聞から

2023-10-25 07:53:02 | フィリピン
2023年10月25日のまにら新聞から

10月25日のまにら新聞から

「ビジネス関係に新章」 比最大経済団体と覚書
日本商工会議所が比最大の経済団体である比商工会議所と貿易・投資、経済協力のための覚書を初めて締結
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news273517.html

覚書への署名後、握手を交わす比商工会議所のバルセロン会頭(左から2人目)と日本商工会議所の小林会頭(同3人目)= 24日午前9時すぎ、首都圏マカティ市で竹下友章撮影

 日本3大経済団体の一つ日本商工会議所と、フィリピン最大のビジネス団体である比商工会議所は24日、協力促進に関する了解覚書(MOU)を初めて取り交わした。同覚書では、「特に情報通信技術、イノベーション、農業、製造業、金融業、観光業、サービス業、中小企業開発」を優先分野を特定し、比日間の貿易・投資を一層拡大するための情報交換・情報周知を定期的に実施することが明記された。同時に、両国企業間のビジネス交流の促進、会員企業間に紛争が発生した場合の両所による仲介などについても合意された。

 署名式には日本国大使館から越川和彦大使、貿易産業省から自由貿易協定担当のセフェリノ・ロドルフォ次官が参加したほか、比日の企業トップらビジネス関係者100人以上が出席した。今回の覚書締結は、2月のマルコス大統領訪日時に開催されたビジネス団体対話でフィリピン側から提案され、その後約8カ月で締結に至った。比進出の際に現地パートナー企業と提携することが多い日本企業にとって、民間レベルから比進出環境が一段と整ったと言えそうだ。

 比商工会議所のジョージ・バルセロン会頭=BDO社外取締役=は、「このMOUは両国の結束の証明であり、比日ビジネス関係が新章に入ったことを象徴する」と祝福。比日協力について「日本は比にとって最大の政府開発援助(ODA)の供与国だ。それによって比史上初の地下鉄が現在建設されている」と述べた際は、会場から拍手が上がった。

 日本・東京商工会議所の小林健会頭=三菱商事相談役=は、「われわれはコロナ後4年ぶりのミッション(代表団)の最初の派遣先として比を選んだ。今年2月にはマルコス大統領が訪日し、3月には4年ぶりに日比経済委員会、比日経済委員会の合同委員会が対面で開かれた。さらに今年は日・東南アジア諸国連合(ASEAN)友好50周年の年だ」とし、今年、比日経済交流が大幅に進展したことを強調した。

 同会頭はまた、前日午後に行ったマルコス大統領との会談の際、午前中のパスクアル貿易産業相との会合について質問されたことを明らかにし、「人材、インフラ、カーボンニュートラル、バナナやパイナップルの輸入まで幅広く話したと報告したところ、大いによろこんでおられた」と手応えを語った。


 ▽日本技術で脱酸素を

 東京ガスの広瀬道明相談役=東京商工会議所副会頭、日商特別顧問=は、日本政府がグリーントランスフォーメーション(GX)推進戦略の下、今後10年で官民合わせ150兆円の投資を行う計画であることを説明。そうした政府に日本商工会議所は、①エネルギー安全保障と安定供給の確保②カーボンニュートラル技術関連の開発とアジア等海外展開も含めた実装と普及③地域社会と中小企業の脱炭素への挑戦――の3本柱からなる意見書を提出していることを報告した。

 また比の脱炭素への取り組みに対して東京ガスは、排気ガス等から採取した二酸化炭素と水素を反応させメタンを生成する「メタネーション」や浮体式洋上風力の技術で貢献ができるとした。

 さらにマルコス大統領との会談で、大統領が「カーボンニュートラルへの移行においては、それぞれの国、それぞれの企業の移行の形がある」と述べていたことを紹介し、「まさにその通りで、われわれは比の国情に沿って、賢く優しい脱酸素への挑戦を支援したい」と意欲を語った。

 エネルギー輸送大手・上野グループの中核海運会社である上野トランステックの上野孝代表取締役会長CEO=横浜商工会議所会頭、日商副会頭=は、世界で初めてとなる太陽光発電装置の船上設置、アジア初のLNGと適合油対応バンカリング船の建造、水素燃料エンジンによる電気推進船の建造など、省エネやクリーンエネルギー推進に対する同社の取り組みを説明。

 比については「東南アジアではタイに次いで2番目に多い日射量に恵まれている一方で、消費者の購買力に対する電気料金が非常に髙い地域だ」と指摘。その上で、同グループ企業のトランスナショナル・ウエノ・ソーラー・コーポレーション(TUSC)が比初の「エコ空港」として知られるボホール州のパンラオ国際空港の太陽光発電設備の施工を行うなど、比で産業用太陽光発電設備施工分野をリードしていることを紹介。発電状況をリアルタイムでモニタリングし、髙パフォーマンスを確保する同社のアフターサービスにより、安定的な電力供給を実現しながら、炭素排出を実質ゼロにする取り組みを支援していることを説明した。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231025.html
比米間でMDTを協議 比補給船と中国船衝突で
米ホワイトハウスによると、比中船舶衝突事件で両国の安全保障担当が電話会談。相互防衛条約などについて協議

超法規的殺害遺族と会合 遺族支援の継続を約束
超法規的殺害事件の犠牲者遺族を支援する財団で10カ国の大使館の大使や関係者らが遺族や支援者らと会合を持った

「新世代の兵士が必要」 国軍士官学校創立記念日で
国軍士官学校の創立記念日でテオドロ国防相が演説し、新世代の兵士の育成が必要だと強調

先住民系企業と再エネ事業で合意
英豪系資源大手リオティントが豪州でのエネルギー供給事業で比電力大手ACエナジーと初期段階の合意(時事)

大衆紙の話題
イヌ殺しで男2人逮捕 
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1698159600.html
 カビテ州ダスマリニャス市で22日、男2人がイヌを殺したとして、動物福祉促進法違反の容疑で逮捕された。同市警察は、イヌを殺してその肉を売っている人物がいるとの通報を受け、捜査を開始。警察は容疑者宅から、イヌの生肉、調理後のイヌ肉のほか、生きたイヌ5匹を押収した。同市警察署のソクラテス・ジャカ署長は、初期調査報告書の中で「2人は道をうろつくイヌを捕まえ、殺し、肉を保存し、調理して売っていた。客は『店』に買いに来るのではなく、別の方法で購入していたようだ」と述べている。(24日・テンポ)

2023年10月24日のまにら新聞から

2023-10-24 05:57:05 | フィリピン
2023年10月24日のまにら新聞から

10月24日のまにら新聞から

「さらなる投資機会を議論」 日商代表が大統領と会談
日商代表団が比を訪問し、大統領と会談。比投資の見通しなどで意見交換
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news273499.html

日本商工会議所の小林会頭(左列奥)の発言に耳を傾けるマルコス大統領= 23日午後2時過ぎ、大統領府で竹下友章撮影

 日本の経済3団体の一つである日本商工会議所のミッション(海外訪問団)が23日、大統領府を訪問、マルコス大統領と会談した。同所のミッションはコロナ禍以来中止しており、4年ぶりにミッションを再開するにあたり最初の訪問先として比を選んだ。また、比へのミッション派遣は2015年2月以来で約8年ぶり。ミッションを迎えた大統領府の一室には、ベルサミン官房長官、パスクアル貿易産業相、ロティリャ・エネルギー相、バウティスタ運輸相、ガラフィル報道長官、など閣僚・政府高官が集結した。

 マルコス大統領は会談冒頭、今年2月の日本公式訪問を振り返り、「訪日の際に始まったことを前進させるためにこの機会が利用されてほしい。どうやったら2国間経済関係をさらに前に進められるか、どのような分野に関心を持っているかが知りたい」と述べ、日本企業の考えに関心を示した。

 日本商工会議所、東京会議所の小林健会頭=三菱商事相談役=は「比の重要性を鑑み最初の訪問国に選んだ。訪問団には比で事業を展開する企業代表をはじめ70人あまりが参加した。これにはコロナ禍を乗り越え安定的に景気拡大する比への関心の高さが表れている」と比重視の姿勢を強調。「現政権の八つの社会経済アジェンダでは、社会保障、人的資本開発、投資促進、デジタル化、グリーン経済などがうたわれた。この分野での比日協力がおのずと進むだろう」と見通しを示した。

 非公開の会談は予定時間をオーバーして実施。日本側からの事業計画の内容について意見交換が交わされたとみられる。比政府発表では、2月の公式訪問時に表明された経済協力・投資約束は官民計130億ドルに上る。

 東京ガスの広瀬道明相談役、上野トランステック株式会社上野孝代表取締役会長CEO、株式会社千疋屋総本店大島博代表取締役社長、住友商事の中村邦晴取締役会長、神戸製鉄所の川崎博也特任顧問などのほか、アヤラグループのハイメアウグスト・アヤラ会長も出席した。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231024.html
「外国投資は最優先事項」 日商訪問団に貿易産業相
貿易産業相が日商代表団と会見。比の投資環境を説明し、優先分野への投資呼び掛け

「時間が必要」 政府ファンド停止受け
三菱UFJ銀行はマハルリカ投資ファンド施行の一時凍結を受け「政権には時間が必要」

車両末尾規制を解除 30日から来月2日
10月30日から11月2日まで(31日除く)首都圏の車両末尾規制解除。バランガイ選や万聖節で

来年7月に30万世帯 フードスタンプ制度
社会福祉開発省によると、フードスタンプ制度の対象を来年7月にも30万世帯に拡げる

「簡単においしく」 伊シェフ招きWS開催
サンティスが伊食品メーカー「バリラ」の総料理長を招きパスタなどのワークショップ開催

最先端のジム開店 コー・フィットネス1号店
新フィットネスジム「コー・フィットネス」が首都圏マカティ市にグランドオープン

大衆紙の話題
コールセンター従業員が刃物を持って暴れる
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1698073200.html
 首都圏マラボン市ロゴスで21日午後7時ごろ、公園で刃物を振り回している男を、住民からの通報で駆け付けた首都圏警察マラボン署の警官らが取り押さえた。暴れていたのはコールセンター従業員の男(32)で、警官らに対しても威嚇し続けたという。警官の1人が説得する間に、別の警官らが隙をついて男に飛び掛かり抑えつけてようやく刃物を取り上げた。男は「アモック」と呼ばれる異常な攻撃性を持った精神状態になっていたとみられるが、その原因についてはわかっていない。警察は引き続き男を取り調べている。(23日・ブルガ-)

2023年10月23日のまにら新聞から

2023-10-23 14:24:55 | フィリピン
2023年10月23日のまにら新聞から

10月23日のまにら新聞から

ついに衝突事件発生 海警局船と比船ら4隻関与 アユギン礁補給任務で
南シナ海アユギン礁付近で、海警局船と比海軍チャーターボート、中国民兵船とPCG巡視船がそれぞれ衝突
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news273482.html

海警局船(左)と衝突する比海軍チャーターボート= 22日午前6時4分(比国軍公開)

 南シナ海南沙諸島のアユギン礁(英名セカンドトーマス礁)周辺海域で22日午前6時4分、中国海警局の718型巡視船「5203」(全長102メートル)が、同礁で比が詰め所とする座礁艦への補給任務のため比海軍がチャーターする民間ボート「ウナイザ・メイ2号」と衝突した。また、同じ作戦中、中国民兵船(船首番号00003)が比沿岸警備隊(PCG)の巡視船BRPカブラ(44メートル、日本供与)と衝突した。

 同座礁艦への補給任務を巡っては、過去2度にわたる海警局船による放水砲の発射や、火器管制レーダー照射事件などが発生。今月6日の補給任務では、海警局船が比巡視船に1メートルの距離まで接近、衝突寸前の事態になっていたが、今回ついに衝突事件に発展した。

 ただし、今回の衝突は海警局・比漁船、民兵船・比巡視船の間で発生しており、海警局と比巡視船の間では起こっていない。中国側が意図的に避けている可能性もある。

 比国軍が公開した映像では、進路を妨げる海警局船を避け、横切ろうとした海軍チャーターボートが海警局船の船首に接触。巡視船BRPカブラも同様に、中国民兵船から離れようとする際に左舷側が民兵船右舷と衝突している。

 その一方で、比海軍がチャーターするもう1隻のボート(ウナイザ・メイ1号)は座礁艦への補給任務に成功。けが人などの報告はない。

 比政府の西フィリピン海国家タスクフォースは同日、中国海警局と民兵船の行動を「危険で無責任、違法であり、比の主権と主権的権利、管轄権を侵害し、国連憲章と国連海洋法条約(UNCLOS)、海洋衝突防止法および2016年南シナ海仲裁判断をあからさまに無視している」として、「最も強い非難」を表明した。


 ▽全面的に比の責任

 一方、中国海警局も声明を発表。「中国が議論の余地のない主権を有する仁愛礁(アユギン礁の中国名)に、比補給ボート2隻と巡視船2隻が、座礁艦への建設資材を持ち込むために許可なく侵入した。比船は度重なる警告を無視し、危険な方法で中国側に接近したため、衝突が発生した」とし「責任は全面的に比側にある」と非難した。

 カールソン駐比米国大使はX(旧ツイッター)で、「合法的な比によるアユギン礁への補給任務を妨害し比職員の命を危険にさらした中国の行為を非難する」とし、比への支持を表明した。

 カナダ大使館は長文の声明を発表。「比の排他的経済水域(EEZ)内において衝突事故を引き起こした、海警局および民兵船の違法かつ危険な行動を非難する。中国は南シナ海に請求権を有せず、その行動はUNCLOSに準拠していない。このような行為の継続は地域をまたいだ安全や安定、国際安全保障を脅かし、誤算が生じるリスクを増やす」と批判。PCGの「専門的かつ自制的な」作戦行動を称賛した。

 欧州連合のベロン大使は「このような事件が繰り返し、エスカレートすることは危険であり、非常に不穏だ」とし「南シナ海における国際法順守への比の呼びかけにわれわれも賛同する」と宣言した。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231023.html
バランガイ選挙運動違反者に警告 オンライン送金で買票も
アバロス内務自治相が19日から28日まで続くバランガイ選挙の選挙運動に関する苦情や告発が多数寄せられているとして違反行為が判明すれば当選宣言を取消すと改めて警告

宮崎駿作品、比で上映決定 「君たちはどう生きるか」
宮崎駿監督のスタジオジブリ映画「君たちはどう生きるか」が比の映画館で11月29日から公開される

ベスト4出そろう 前大会トップ2が勝ち上がる 日本人会ソフトボール大会
りま組、マニラエンペラーズ、JFEフィリピン、トゥーホィーラーズの4強でそろう。日本人会ソフトボール大会

比の立場を支持 越川大使
越川大使が比中船舶衝突事件で比の立場を支持

北ルソン鉄道公社が解体 大統領府通達が出る
大統領府は北ルソン鉄道の建設を担う北ルソン鉄道公社の解体を命じた

大衆紙の話題
金融系企業が脅迫で家宅捜索
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697986800.html
国家警察の組織犯罪対策委員会はこのほど、オンラインで貸付を行う金融系の会社を家宅捜索した。首都圏マカティ市に本社を置く同社に対しては返済期限を守れなかった顧客に違法な嫌がらせや脅迫行為を働いたとして多くの苦情が寄せられていた。同委員会のクルーズ担当責任者によると、同社の社員はSNSを通じて顧客情報を拡散し、殺害予告などで脅迫していた。また貸付機関としての認可も未取得という。社員の一部が容疑を否認しており、引き続き取り調べが行われている。(22日・Pジャーナル)

2023年10月22日のまにら新聞から

2023-10-22 06:48:00 | フィリピン
2023年10月22日のまにら新聞から

10月22日のまにら新聞から

平和的解決を呼び掛け イスラエル・ハマス軍事衝突で マルコス大統領ら各国首脳
マルコス大統領ら各国首脳はイスラエルとイスラム組織の軍事衝突を巡り、人質の解放など恒久的な和平に向けた外交努力を呼び掛け
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news273465.html

ASEAN-GCC首脳会合に出席したマルコス大統領(右から3番目)=大統領府広報室フェイスブックより

 サウジアラビアで開催された第1回東南アジア諸国連合(ASEAN)・湾岸協力理事会(GCC)首脳会合に出席したマルコス大統領は20日、各国首脳とともにイスラエルとイスラム組織の軍事衝突を巡り、武力行使の停止や人道支援、人質の解放など恒久的な和平達成に向けた外交努力を行うよう呼び掛けた。

 各国首脳らは国際法及び国連安全保障理事会の決議に基づく1967年以前の国境線合意による平和的解決を強調。

 加えてすべての紛争当事者に対して、民間人を保護し、標的とせず、ジュネーブ条約を遵守すること、そして女性や子ども、病人や高齢者をはじめとする人質の即時かつ無条件で解放することを求めた。

 マルコス大統領も「商業や交流の入り口となる南シナ海やアラビア海における国際法に基づく平和や安全保障、安定を推進するよう協力を求める」と呼び掛けた。

 ASEANの外相らも中東で激化する武力衝突に対して深刻な懸念を表明する声明を出した。

 大統領も比人4人を含む数千人が死亡するなど、激しさを増すイスラエルとハマスの軍事衝突について「重大な懸念」と指摘。すべての当事者に対して敵対行為を停止する最大限の努力を払うよう期待を示した。

 サウジアラビアを訪問していたマルコス大統領は21日にフィリピンへに帰国した。(沼田康平)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231022.html
予定通り年内運用開始 大統領がサウジ出発前に説明 政府ファンド
サウジに出発する直前の演説で大統領が政府ファンドは予定通り年内に運用開始すると強調した

ジプニー運行団体代表を告訴 汚職疑惑巡る名誉棄損罪などで バウティスタ運輸相
陸運事業認可調整委員会の幹部を巡る汚職疑惑で自身の関与も名指しされたとしてバウティスタ運輸相がジプニー運行団体代表ら2人をサイバー名誉棄損罪で告訴した

比人看護師の遺体帰還 ハマスの攻撃で死亡 最後まで患者に寄り添い
イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突で死亡した比人看護師アンジェリン・アギレさんの遺体が21日に帰還

OFW補償で詰めの協議 サウジ、クウェートと会談 マルコス大統領
大統領はサウジ皇太子と会談し、OFW補償問題について意見交換

11月燃油サーチャージ引上げへ 航空各社に民間航空局が通達
比民間航空局が11月から航空各社が追加請求する燃油サーチャージを現行のレベル6からレベル7に引き上げることを承認

インフルエンザ45%増 保健省
インフルエンザの感染者数が10月9~13日だけで15万1375人となり、昨年同期比45%増加したと保健省

資金洗浄対策を本格化 関係機関へ計画策定・実行を指示 大統領府
大統領府は資金洗浄などの対策を推進する戦略計画の迅速な実行を関係機関に指示した覚書第37号を発行

中国は「不法占拠者」 テオドロ国防相
テオドロ国防相が比EEZ内の海洋地勢を占拠する中国人を「スクワッター」と形容

溶岩爆発2回観測 マヨン火山
マヨン火山で20日と21日に2回の溶岩爆発が観測された

大衆紙の話題
パラワンで外国籍5人を逮捕
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697900400.html
 出入国管理局によると、不法滞在や違法取引等の容疑でパラワン島に住む外国籍5人を17日、逮捕した。逮捕されたのは30~40代のタイ国籍1人と中国国籍4人で、表向きは漁師として就労していた一方、パラワン島を拠点とする犯罪グループと組み、偽のIDや書類で土地の買収や野生動物の違法取引などを行っていた。また提出されたパスポートは2016年ですでに失効していた。今回、入管と国軍、国家捜査局が連携し、捜査や取り締まりを実施した結果、逮捕に至ったという。(21日・テンポ)

2023年10月21日のまにら新聞から

2023-10-21 09:34:05 | フィリピン
2023年10月21日のまにら新聞から

10月21日のまにら新聞から

「先人が築いた歴史忘れない」 マカティ市で浅沼武司さん講演
戦前生まれでまにら新聞コラムニストの浅沼武司さんがキリノ元大統領の恩赦から戦後の日比友好関係について講演
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273448.html

講演する浅沼武司さん= 19日、首都圏マカティ市で深田莉映撮影

 日比ビジネスクラブは19日、首都圏マカティ市アヤラモール・サーキットのアイアンマン・ステーキハウスで、まにら新聞で主に戦後の日比関係についてのコラム「行雲流水」を執筆中で在比43年の浅沼武司さんを講師に招き、講演会「日比の友好関係を支えた偉人たち―105人の日本兵を恩赦したキリノ大統領と明仁・美智子皇太子ご夫妻」を開催した。浅沼さんの講演は今回が2回目。

 浅沼さんは、比で英雄とされるホセ・リサール、アンドレス・ボニファシオ、初代大統領のエミリオ・アギナルドの3人の革命家の意思を継いだ最後の世代だとして、主題のキリノ元大統領について話した。

 キリノ氏は戦後の1953年、首都圏モンテンルパ市のニュービリビッド刑務所に収容されていた、死刑囚を含む105人の日本人戦犯を釈放することを決めた人物。当時、病気で米国の病院に入院中だったキリノ氏は、自身も妻子4人や親せきをマニラ市外戦で日本軍に殺された身でありながら、病棟のベッドでマイクを持ち「(日本人を)もう許そう。希望に満ちた未来を描こうじゃないか」と比国民に呼び掛けた。浅沼さんによると、これを「いかなる反対意見がこようとやり通すべき」と一番支持しサポートしたのは、キリノ氏の弟アントニオ・キリノ氏だったという。

 浅沼さんは「カトリック教徒でありヒューマニストであった」キリノ氏の恩赦を「日本人として感謝しなくてはならないことだ」と繰り返した。

▽恩赦がつないだ日比関係

 キリノ氏の恩赦は当然、当時の明仁・美智子皇太子ご夫妻の耳にも入ったが、日比の国交がなく直接お礼を伝える機会は持てなかった。その後、ご夫妻が外交のために海外に出られた1962年11月、初の訪比が実現。まだ比国民の嫌日感情が強い中、比全国を回られる中で「その立ち振る舞いと各地で交流された比人への優しい対応を目にした多くの比人がご夫妻のファンになり、対日感情が大きく変わった」。そして「その基盤を築いたのは、間違いなくキリノ氏の恩赦だった」と浅沼さんは強調した。

 1956年に日比国交が結ばれた際にはすでにキリノ氏は他界しており、公賓としての来日は叶わなかったが、その後もフィリピン大統領と日本の皇室は交流が続いているという。

 2013年に比で台風ヨランダが未曽有の被害をもたらし、日本が大々的な災害救援を行った際には、当時のベニグノ・アキノ3世大統領が来日し明仁・美智子天皇皇后陛下に謁見。同大統領は任期中の陛下の訪比を強く望み、16年1月、天皇皇后陛下は日・比・米3国の慰霊碑を参拝され、カリラヤ日本人慰霊碑やリサール公園にも献花されたことなどを浅沼さんは順に紹介した。

▽「いち戦前生まれとして」

 16年に訪比された明仁・美智子天皇皇后陛下は、キリノ氏の遺族にも感謝の意を伝えられた。その際、立ち会ったキリノ氏の孫は「祖父はただ恨みの連鎖を断ち切りたかっただけ」と話したという。浅沼さんはこの言葉にも尊敬の念を示し、「いち戦前生まれの日本人として、常に歴史を振り返り、今、比に住んでいられていることを感謝したい。日比友好関係において先人たちが築いてきた歴史を忘れないでほしい」と訴えた。

 講演会の後には懇親会が開かれ、参加者からは「勉強になった」という声が多く聞かれた。また、ドゥテルテ前大統領と皇室の関係など、最近の日比関係の話にも花が咲いた。第1回に続いて参加した小坂元一さんは「この歴史を知ってから比人従業員に対する考え方が少し変わった」という。キリノ氏の恩赦については「当時も比人の中でも意見が分かれたのでは」とし、「今は年齢層でも考えが大きく違うと思う。若い世代はこの歴史を詳しく知らない人も多いだろうし、より文化やアニメの側面で日本と接している人が多い印象」と感想を話した。(深田莉映)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231021.html
42億ドルの投資で合意 大統領、サウジ企業幹部らと会談
大統領と比企業使節団がサウジアラビアの企業幹部らと会談し、42億6000万ドルに及ぶ投資約束を取り付けた

「恒久平和を手にするまで活動」 マラウィ市解放6周年で参謀総長
ブラウナー国軍参謀総長は17日、マラウィ市の解放宣言から6周年を記念する式典に参列

新基地候補地を選定中 EDCA利用も選択肢
テオドロ国防相が新たな海洋防衛のための基地候補地を選定していると明らかに

船舶探知情報を共有 比とカナダ
比とカナダは、船舶情報を発しないで操業する船舶を衛生から把握するシステムを共有することで合意

バスケ好きがマニラに集う タイが男女とも制覇
東南アジア駐在員のバスケットボールチームが出場する「第14回ASEAN・CUP・MANILA・2023」開催

「沖縄の親戚に会いたい」 残留2世がクラファン募る
残留邦人2世2人が父の出身地である沖縄を訪問するためクラウドファンディング

少額課金制を試験導入 XがNZとフィリピンで
X(旧ツイッター)の米運営会社はNZとフィリピンで新規登録者を対象に少額課金制を試験導入すると発表(時事)

大衆紙の話題
青のライトアップでイスラエル支持
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697814000.html
パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突を受け、首都圏ケソン市のケソン・メモリアル・サークルが、イスラエル国旗の青色にライトアップされている。在比イスラエル大使館は19日、公式フェイスブックページにその写真を「比はイスラエルと共に」「イスラエルのために立ち上がる」という旨のハッシュタグを添えて掲載。駐比イスラエル大使は「イスラエルと連帯するというメッセージをありがとう。今こそ友人同士が互いに立ち上がる時だ。サラマット、ケソン市長」と投稿し感謝を表した。(20日・テンポ)

2023年10月20日のまにら新聞から

2023-10-20 07:50:45 | フィリピン
2023年10月20日のまにら新聞から

10月20日のまにら新聞から

「海上防衛支援を期待」 日本政府の装備品移転で
参謀総長「レーダー以外に日本からOSAを通じ欲しいのは海軍艦、哨戒機、無人機、潜水艦」
https://www.manila-shimbun.com/category/politics/news273428.html

記者会見に応じる国軍のブラウナー参謀総長= 19日午前9時過ぎ、首都圏ケソン市で竹下友章撮影

 ブラウナー国軍参謀総長は19日、外国人特派員協会主催の記者会見に応じた。今年から始まった日本の政府安全保障能力強化支援(OSA)に関し、「日本政府は近く防衛装備品移転三原則を緩和し殺傷性装備品の移転を可能にする見込みだが、緩和された場合どのような装備品が欲しいのか」とのまにら新聞の質問に対し、参謀総長は「現在、国軍の最大の懸念事項は海洋防衛だ」と強調。OSA第1弾として比に無償供与される見込みの警戒管制レーダーに加え、離島防衛や迎撃作戦に用いるために必要な装備品として、外洋に展開できる海軍艦、哨戒のための航空機、情報収集・警戒監視・偵察(ISR)のための無人航空機を挙げた。また、潜水艦についても「国軍近代化プログラムのホライゾン3の中の『欲しいものリスト』に入っている」とした。

 海洋防衛装備品を重視する理由については「以前の防衛体制は海岸線からの国土防衛だったが、今は防衛線を前進させている」と説明。「例えば、(南シナ海南沙諸島の)パグアサ島は排他的経済水域(EEZ)の向こうにあるが、2016年の南シナ海仲裁裁判所判断で同島は12カイリの領海を有することが確認されている」とし「そのため国軍はそうした離島にも防衛義務を有し、沿岸基線から遠く離れた領域を守るための能力向上を行わないといけない」と述べた。

 防衛装備品移転三原則策定後初の国産完成装備品の海外輸出例(2020年契約)となった警戒管制レーダー(移動式1基、固定式3基)の移転の進捗(しんちょく)状況については、「移動式1基、固定式2基が既に機能している」と報告。その上で「現存する他のレーダーもあるが、課題は全てのレーダー情報を統合し、比領海およびEEZの全体像をつかむことだ」と説明。「警戒管制レーダーは外国の航空機だけでなく、船舶が比の領域に不法に侵入したときそれを探知できるため、海洋状況把握(MDA)に力を発揮する」と海洋防衛に対する機能を解説した。


 ▽座礁艦にネット接続

 また、6月に比日米の国家安全保障会議担当高官による会合で議論された南シナ海での合同哨戒については「国軍としては明日にでもできる体制だ」とした上で、「軍より上の様々なレベルでまだ調整を経る必要がある」とし、政府間調整が難航していることを示唆した。さらに「米国、豪州、カナダとは既に合同哨戒(合同航行)を実施している」と報告。英国、カナダ、フランス、ニュージーランド、日本などが合同航行の希望を表明しており、国軍としては二国間・多国間での実施を歓迎すると述べた。

 南シナ海南沙諸島のアユギン礁の支配を固めるために座礁させてある比海軍艦BRPシエラマドレの現状については、「いまインターネットに接続されたので、配置要員は愛する人とコミュニケーションを取ることができ、もう寂しい思いはしていない」としながら「生活環境は見るも悲しい状況だ。寝具、食事スペースを設置したい」と報告。1999年に座礁して以降劣化が進んでいる艦体の補修については「ただ、表面をタパル・タパル(継ぎ当て)しているだけ」と笑った。

 台湾で軍事衝突が発生した場合についての質問には、「台湾に対する軍事攻撃の兆候は観察されていないが、同志国とともに『いかなる事態』にも対応する準備はできている」とした。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231020.html
比人死者4人に OFW第1陣16人が帰国
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの軍事衝突で新たに比人介護師の女性1人が死亡。比人死者数は計4人に

首相訪比時に大枠合意か RAAで国軍参謀総長
ブラウナー国軍参謀総長が来月の岸田首相訪問時に比日RAAが進展することに期待を表明

大統領サウジへ出発 ASEAN・GCC首脳会議
大統領が19日にサウジに出発。1回東南アジア諸国連合・湾岸協力理事会首脳会議など出席へ

情報流出は1300万人分か フィルヘルスサイバー攻撃
フィルヘルスによると、先月のサイバー攻撃により1300万人分以上の個人情報が流出か

「しごき」で学生死亡 友愛会20人で数十回殴打か
大学4年生が友愛会の「しごき」で20人から2時間にわたり数十回の殴打などを受け死亡

外国人含む20人摘発 マカティ市
プロキャップ・インターナショナル社の関係者らで外国人8人含む20人をマカティ市で投資詐欺容疑で摘発

大衆紙の話題
ミス・フィリピン候補者が行方不明に
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697727600.html
 バタンガス州警察のサムソン・ベルモンテ長官はこのほど、行方が分からなくなっているキャサリン・キャミロンさん(26)において全国の警察署へ情報提供および捜査協力を要請した。キャミロンさんは同州トゥイ町バランガイ・リリオに住む高等学校の教職員で、2023年の「ミス・グランド・フィリピン」候補者の一人だった。10月12日午後8時ごろに姉と電話で会話して以来、携帯はつながらず、行方不明という。同長官は全国の警察署に協力を仰ぐとともに、国民に対しても情報提供を呼び掛けている。(19日・テンポ)

2023年10月19日のまにら新聞から

2023-10-19 09:13:04 | フィリピン
2023年10月19日のまにら新聞から

10月19日のまにら新聞から

自衛隊が比基地利用可に RAA締結は「年内目標」
国防相は比日RAAについて年内締結を目指しており、発効すれば自衛隊が国軍基地を利用できるようになると明言
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273410.html

フォーラムでスピーチするテオドロ国防相= 18日午前10時ごろ、首都圏マニラ市で竹下友章撮影

 首都圏マニラ市で18日、テオドロ国防相を主賓とする比ローカルメディアによるフォーラムが開かれた。同相は訪問部隊の法的地位を定める比日円滑化協定(RAA)に関するまにら新聞の質問に「年末までの締結を目指していている」と明言。「RAAが締結されれば自衛隊が比国軍基地を利用できるようになるか」との質問には「間違いなくできるようになる」と断言した。ただし、ロレンサナ元国防相が7月に言及していた「比国内に自衛隊利用施設を建設するアイデア」については「そのような話は承知していない」と否定した。

 比日RAAに先行し締結された日豪、日英RAAでは、同条約に則って行う活動を「両国が決定する協力活動」と一般的・抽象的に規定し、共同訓練や人道支援・災害救援に限定しない。これについて同相は「比日RAAでも同じだ」と即答。「そうであるなら、両国が合意さえすれば、比の領土防衛やマラウィ包囲戦のような内乱の際にも、RAAの下に自衛隊の協力が得られる可能性はあるか」との追加質問には、「まだ交渉中であり、あらかじめそうした期待や意見を表明し、内容を先取りするのはフェアではない」として回答を避けつつも、否定はしなかった。その上で、「われわれは最良の相乗効果(シナジー)を得られるように務めている。(比日)二国間だけでなく、訪問軍地位協定を持つ他国との相互運用性も含めてだ」とし、米豪も合わせた多国間連携の強化を活動の視野に入れていることを明らかにした。

 「日本政府は殺傷性装備品移転の解禁に動いているが、比はどんな装備品を必要としているか」との質問には「個別・具体的なことは差し控えたい」としながら、「比が日本や他国と共に取り組まないといけないのは、ルールに基づく国際秩序、航行の自由の維持、そして200カイリの排他的経済水域(EEZ)の尊重。同じ群島国家である比日は同じ状況にある」と指摘。「南シナ海での比の補給任務に対する『中国の攻撃的な海上活動』に、日本はカナダや英国、複数の東南アジア諸国と共に非難声明を出している。日本は比にとって主要パートナーであると同時に、世界で志を同じくする国の一つだ」とし、海洋安全保障能力を高める装備品への需要をにじませた。

 またモデレーターを務める英字紙スターのビリャヌエバ編集委員からの関連質問に対して、比は現在、カナダ、ニュージーランド、オランダ、英国とも防衛関係の協定締結に向けた交渉をしていることを明らかにした。


 ▽中国から比へのシフトを

 テオドロ国防相は、まにら新聞に対し「これは日本国民にぜひ伝えてほしい」として、日本との経済関係強化は防衛協力と同じくらい必要であることを強調。「むかし比には、強い日系製造業があった。現在、日本企業は中国離れをしている。そういった企業にとって、比は最高の投資先だと伝えてほしい。日本の製造業は比に投資して、比に雇用を創出してほしい」と述べ、比の国力の強化に関し「同志国」日本の経済関係強化を呼びかけた。

 さらに「現在は日本人の訪比客より比人の訪日客の方が多く、日本が比人からお金を稼いでいる。日本人にはもっと比でバケーションを過ごし、ゴルフをし、比で円を使ってほしい」と訴えた。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231019.html
ファンド運用細目一時凍結 透明性確保で再度内容を精査
マルコス大統領が政府ファンドの施行規則の施行を一時凍結すると財務省理財局やランドバンクなど関係省庁に通達した

PCG船舶40隻建造へ 創設122周年式典で大統領
沿岸警備隊創設122周年記念式典に出席した大統領がセブで同隊向けの船舶40隻を建造する計画を表明

児童婚禁止法の積極的施行を 国際ガールズデーで国際NGO
国際ガールズ・デーで、国際NGOオックスファム比事務所は、児童婚禁止法の積極的施行を求めた

外国人もEチェックイン可へ 万聖節連休の混雑に備え
マニラ国際空港公団は万聖節連休の混雑に備え、外国人のEチェックイン導入などの準備

「利上げ排除しない」 中銀総裁
中銀は、次回11月16日の政策決定会合での政策金利引き上げについて「排除しない」と言明

大衆紙の話題
73歳の女性がバンの中で射殺される
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697641200.html
バタンガス州リパ市で16日夜、バンに乗車していたロサリオ・アブヨさん(73)が仲間の車が到着するのを待っていたところで、バンの運転手が車のドアを開けた際、突然、バイクを運転する武装した男がバンに横付けし、アブヨさんに向けて数発発砲した。アブヨさんは病院に運ばれたが、胸部に銃弾を数発受けて死亡が確認された。警察はバイクで逃走した男の行方を追っている。警察の調べによると、アブヨさんは自身のフェイスブックに家族問題を巡って暗殺予告を受けていることを投稿していた。(18日・ブルガ-)

2023年10月18日のまにら新聞から

2023-10-18 07:59:10 | フィリピン
2023年10月18日のまにら新聞から

10月18日のまにら新聞から

「軍艦へ初の妨害」 中国艦危険操艦で比国軍
比軍が13日にパグアサ沖で発生した事件を、中国海軍艦の比海軍艦に対する初の進路妨害事件と認定
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273392.html

 比国軍のアギラール報道官は17日、南シナ海南沙諸島(比名カラヤアン諸島)で比が支配するパグアサ島周辺で13日に比海軍艦が中国海軍艦の危険操艦に遭った事件について、「中国船が比海軍艦の船首に近づき進路を妨害した最初の事例だった」ことを明らかにした。

 同日、中国人民解放軍海軍ミサイルフリゲート艦621は比海軍の戦車揚陸艦BRPベンゲットに対し、比艦の船首から320メートルの近距離で進路を横切ろうとする操艦を行うなど妨害行動を実行。これまで中国海警局や民兵船が行ってきたグレーゾーンでの力の行使が、軍対軍レベルに高まった格好だ。

 同報道官は「比海軍は中国艦に海上衝突防止国際規則に関する条約違反だと警告し、また中国艦は比側が事件を記録していることに気づいたために、(比艦の船首の先を横切る直前で)進路を変更したのだろう」と報告した。

 これまで中国海警局船は南シナ海で、比沿岸警備隊の巡視船に対し、船首に近い位置で進路を横切る妨害行動を取ってきた。これは仮に衝突した際も、比船の船首が中国船の側面に衝突した格好となることから、比米相互防衛条約が発動条件となる「比公船に対する武力の行使」に当たりにくくなるためとも考えられている。


 ▽「比が不法に占拠」

 中国外務省の毛寧報道官は16日の会見で、中国海軍の「危険かつ不法な作戦行動」を非難する比側の主張に対し「中業島(パグアサ島の中国名)は中国の領土。比は同島を不法に占拠しており、中国の主権を深刻に侵害している。同島周辺における中国の軍艦の航行および哨戒は合法かつ適切だ」と述べた。

 パグアサ島は、南沙諸島では台湾が支配する太平島に続き2番目に大きい高潮高地。パラワン州カラヤアン町に属し、約200人の比政策移民が暮らす。戦後は中華民国(台湾)が支配下においていたが、1971年4月に同島を大型台風が襲った際に駐屯兵が一時撤収。旧マルコス政権はその隙をついて占拠、実効支配を確立した。

 同島はパラワン本島からは約285カイリ離れており、比の排他的経済水域(EEZ)の外。2016年の南シナ海仲裁裁判の判断では南沙諸島のいかなる海洋地勢もEEZ発生の起点となる「島」には当たらないと判断されている。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231018.html
日本に高い信頼 気候変動対策の支持率調査
ASEAN10カ国の世論調査で、気候変動対策に関する信頼度は日本が最多。うち比が支持率最高

検問所まだ開通せず ガザ、避難先の南部にも空爆
ガザのエジプト境界が開放されないなか、比人が避難する南部にイスラエルが空爆

関連テロに警戒を 19日から運動期間開始
19日のバランガイ選挙運動開始を前に在比日本大使館が在留邦人に警戒を呼び掛け

フクバラハップ像建立 パンパンガ州で除幕式
パンパンガ州サンルイス町で抗日ゲリラ組織、フクバラハップを率いたルイス・タルク氏らを追悼する記念碑の除幕式

サイバー攻撃相次ぐ 地域統計情報が漏えいか
比統計庁の地域監視システムがサイバー攻撃を受け、一部で統計情報が漏えい。個人情報流出は確認されず

歴史の修正ではない アイミー議員
エドサ記念日を特別非労働日から除外した大統領布告令で、アイミー・マルコス上院議員が歴史の修正には当たらないとの認識

大衆紙の話題
17歳の男を盗撮で逮捕
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697554800.html
 ヌエバエシハ州ルパオ町バゴンフロレスで15日午前11時ごろ、17歳の少年が盗撮で逮捕された。事件を担当しているエゼル・ロンボイ2級巡査部長によると、容疑は写真・映像盗撮行為防止法(共和国法9995号)の第4条および第禁止条項サイバー犯罪防止法(共和国法10175号)の違反。逮捕状は今年4月3日に同州サンホセ市地方裁判所から発付されていた。容疑者は盗撮した画像や映像をインターネット上にアップロードしていたとみられる。少年の身柄は町の社会福祉開発事務所に引き渡される。(17日・Pジャーナル)

2023年10月17日のまにら新聞から

2023-10-17 06:30:00 | フィリピン
2023年10月17日のまにら新聞から

10月17日のまにら新聞から

来場者多く「感無量」 PTA祭4年ぶり復活
タギッグ市のマニラ日本人学校で14日、第39回PTA祭が4年ぶりに開催。1400人が来場し賑わう
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273374.html

神輿を担いで練り歩く子どもたち=14日、首都圏タギッグ市で沼田康平撮影

 首都圏タギッグ市のマニラ日本人学校(MJS)で14日、同学校のPTAが主催する「第39回PTA祭」が4年ぶりに開催された。PTA祭は自分でお金を使う機会の少ない在比の子どもたちに買い物をする場を提供することを目的として企画され、MJSの保護者やPTA、さまざまな団体がアクティビティや飲食品などを提供する。

 PTAの金光淳規会長は開会式の冒頭で「お母さん、お父さんが準備した催しを精一杯楽しんで」と子どもたちに呼び掛けた。

 開会式はMJS和太鼓クラブによる迫力のある演奏で始まり、小学部1年生と特別学級の生徒が、校長先生が叩く太鼓のリズムに合わせて神輿を担いで「ワッショイ」と大きな声を出しながら練り歩いた。

 会場ではお化け屋敷などの出し物や古本市、バザーに加え、外部のボランティア団体や外食系企業が出店。茶席に参加し、和菓子と抹茶を楽しんだ親子は「心が落ち着く素敵な体験ができた」と笑顔をみせた。お茶を点てていた裏千家淡交会マニラ協会の渡邉麗子さんは「カフェで普及しているせいか、抹茶を飲める子どもの多さに驚いた」と話した。

 また、認定NPO法人アクセスは教室の一画でココナツの内皮を加工したペンダントやピアス、お皿などを販売。アクセスの石川雅国さんによると、売上から経費を差し引いた収益は、ケソン州アラバット島の住民の生活支援に充てられる。

 会場は日本の夏祭りを彷彿とさせる浴衣や甚平を着て、かき氷を頬張る子どもたちで賑わった。お化け屋敷の出口付近で泣いていたり、「楽しかった」と笑顔を向けるなど反応はさまざま。「お金がどんどん減っていく」と笑いながら、それぞれがお祭りを楽しんでいた。

 

 ▽多くの来場者に「感無量」

 金光会長は同祭りの来場者数が1400人に上ったと明かし、「想定していた千人を大きく上回り、感無量」と話した。来場者のなかにはMJS入学を控えた親子の姿もあったという。

 金光会長はさらに、「4年ぶりの開催で規模感が分からず、また以前の祭りを経験していた方も帰任しており、過去の資料を調べながら手探りで準備を進めた。学校側や出店団体に協力を仰ぎ、柔軟に対応してもらった」と感謝を表明した。

 また、今回の入場は事前登録制だったことに触れ、「来年はより多くの人に来て楽しんでもらえるよう工夫していきたい」と意気込んだ。

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231017.html
全員北部から避難 ガザ地区在住比人131人
在ガザ比人全員がイスラエルが大規模攻撃の準備を進めるガザ地区北部から南部へ避難

再エネで電力不足解消を PEZAが日本企業と覚書
日本で100%再生エネのスマートシティーを建設したアドバンテック社が比経済特区での太陽光システム導入でPEZAと基本合意

中国軍が危険操艦 南シナ海、軍艦同が対峙
パグアサ島の領海内で中国ミサイルフリゲート艦が比海軍艦に対して危険操艦を行う

4200人が入隊 沿岸警備隊員
沿岸警備隊が新たに4220人の隊員を受け入れ3万人体制に。25年までに3万7000人に拡充する計画

大衆紙の話題
3歳児流され死亡
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697468400.html
 首都圏カロオカン市バゴンシランで14日午後3時ごろ、3歳の男児が排水溝に落ち、そのまま流されて行方不明となった。連絡を受けた同市職員らがただちに周辺を捜索したが、15日午後3時すぎに同市とブラカン州サンホセデルモンテ市の境界を流れる河川で遺体が発見された。男児は5歳の兄とそのほか数人で、雨の中水浴びしていた。排水溝には蓋があったが一部が破損しており、男児はこの破損カ所から転落、強い雨による大量の水に流されてしまったとみられる。(16日・ブルガ-)

2023年10月16日のまにら新聞から

2023-10-16 06:23:46 | フィリピン
2023年10月16日のまにら新聞から

10月16日のまにら新聞から

在ガザ比人に退避命令 危険レベル4に引き上げ 外務省
比政府がガザの警戒レベルを最高の4に引き上げ。131人の在ガザ比人に退避命令
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news273354.html

 外務省は15日、パレスチナ自治区ガザの危険レベルを最も高い4に引き上げた。ガザ在住の131人の比人には、国外退避命令が下りた。ガザでは、イスラエル側がガザ北部に通告した避難期限が終わり、イスラエルによる限定的な地上攻撃が開始。双方の死者は合わせて3600人を超え、大規模な地上作戦の可能性が高まる。一方で、米国、イスラエル、エジプトの3国は14日、ガザ地区とエジプトの国境であるラファ検問所を外国人が通過できるようにすることを申し合わせており、ガザ在住比人131人が無事にエジプト経由で帰国できるかが焦点となっている。

 デベガ外務次官は「在ガザ比人が現地にとどまることを決めた場合、政府は安全を保証できない」と警告。イスラエルによるハマスへの大規模攻撃が始まる前に、ガザ退避を決断することを呼びかけた。ただ、まだ現時点で「ガザには出入り口がない」としながら、エジプト境界経由で退避可能になることに期待を表明した。

 外務省によると、15日時点で78人の比人がエジプト国境付近に集まっている。今回のイスラム組織ハマスとイスラエルとの武力衝突で、イスラエル在住の比人3人の死亡が確認されている。


 ▽比にテロ波及も

 アイミー・マルコス上院外務委員長は15日、テレビ番組で、国内のハマスやイスラム国(IS)支持者が比を標的に活動を行う可能性を指摘。「第一にイスラエルにいる比人の安全を強化し、第二には、全てのテロ行為を非難しながら、イスラム教の同胞の怒りを買わないようにする必要がある」と述べた。

 その上で同議員は「国連は(完全封鎖して行う)ガザ空爆を人権侵害と非難している。ガザには医薬品も水も供給されていない」とし、イスラエル側の人道問題も指摘した。

 さらに、「米国は今、ウクライナ問題、ガザを実効支配するイスラム組織ハマス・イスラエル問題にリソースを取られており、比のことは忘れているかもしれない」と指摘。「国防は米国のみに頼ることはできない」とし、政府に対し、防衛費を増加し自衛力の強化に取り組むよう提言した。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20231016.html
前大統領に「最大の抗議」 「議員殺す」発言で 下院与党
前大統領の「カストロ議員殺す」発言に、主要政党が連名で抗議声明

「エドサ記念日」を除外 来年の祝日は1日増の20日
有料
来年の祝日は1日増えて計20日。「エドサ革命記念日」除外を除外したことで一部国民が反発か

きょうからジプニースト
16日からジプニー団体マニベラがルソン全土でスト入り。600路線に影響

首都圏でも揺れ バタンガスでM5
13日午前8時24分ごろ、バタンガス州カラカ町の南西5キロ地点でM5.0の地震

提出期限を延長 入札後の必要書類
エネルギー省が第2回グリーンエネルギー一斉入札で応札企業に対する入札後の必要書類の提出期限を延長

ハラル産業へ2300億ペソ投資 世界で需要拡大見据え 貿易産業省
貿易産業省は5年間で2300億ペソの投資と12万人の雇用創出を狙う「国家ハラル戦略」を始動する

手に汗握る激戦繰り広げる 三菱ダイアモンズはサヨナラ勝ち 日本人会ソフトボール大会決勝トーナメント開幕
MJSグラウンドで15日、マニラ日本人会主催の第27回ソフトボール大会の決勝トーナメントが開幕

大衆紙の話題
死亡した比人看護師を称賛
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1697382000.html
 イスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲した際、70歳の入院患者を見捨てることを拒否し病院に残り、殺害された比人看護師アンジェリン・アギレ(33)さんに対し、日仏大使が犠牲をいたむ声明を出した。フランスのフォンタネル大使は「アギレさんは患者に優しく愛情深い天使だったが、ハマスの残忍冷酷な暴力によって神のもとに旅立った。しかし彼女の献身と勇気は生き続ける」とSNSに投稿。日本の越川大使は「異国の地にあっても献身と情熱を注いだ比人看護師や労働者に心からの敬意を表する」と投稿した。   (15日・テンポ)