第2弾! フィリピン メトロマニラ パサイ・シティにあるカルティマール・マーケット。ここに行けば何でも揃うと言われています。日本食材店、ペットショップ、自転車、食器類。 2022年7月23日 カルティマール・マーケットに潜入して闇を暴きます。
2022年7月23日 カルティマール・マーケットの 闇を暴く!! Part 2
7月31日のまにら新聞から
米国務長官8月6日に来比へ マルコス大統領、マナロ外相と会談
米ブリンケン国務長官はアジア・アフリカ歴訪スケジュールの一環として8月6日にフィリピンを訪問する予定。首都圏でマルコス大統領およびマナロ外相と会談予定
米国務省は29日、ブリンケン国務長官が8月3~5日にカンボジアの首都プノンペンで開催される米・東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議に出席した後、8月6日にフィリピンを訪問することを明らかにした。マルコス大統領が就任して以来、米国の最も高位の政府高官による訪問となり、マニラ首都圏で大統領およびマナロ外相と会談する予定という。
在マニラ米国大使館の声明によると、「ブリンケン国務長官らはエネルギーや貿易、投資、コロナからの復興、民主主義的な価値の共有などフィリピンと協力する分野の拡大および同盟強化の取り組みについて協議する」という。
米国はマルコス政権に対して熱い視線を注いでいる。バイデン大統領はマルコス大統領の就任式に米代表団を率いて参加したダグラス・エムホフ氏=米国のカマラ・ハリス副大統領の夫=を通して米ワシントンへ招待する書簡をマルコス氏に渡している。また、日本同様に合同軍事演習の継続や様々な救援物資の供与のほかに、中国政府の主張を退けた仲裁裁判所の決定が出て6周年を迎えた7月には南シナ海における比側の領有権主張を支持する声明を矢継ぎ早に出すなど、比米間の関係強化に注力している。
▽ASEAN取り込みに注力
ブリンケン国務長官は今回、比以外にもアジア、アフリカ各国を歴訪する。来比前の8月3日~5日にはカンボジアで開催される米・東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議に参加し、新型コロナウイルスや気候変動、ミャンマー危機、ロシアのウクライナ侵攻などについて演説する予定だ。他にも東アジアサミット外相会議やASEAN地域フォーラムに出席予定。7日~9日には南アフリカ、コンゴ民主共和国、ルワンダを訪問するという過密スケジュールになっている。米国務省のプライス報道官は「長官は各会合で、ASEANの中心性やインド太平洋地域でのASEANの成功実現に対する米国の貢献を強調するだろう」と述べた。
ブリンケン国務長官がカンボジアでの米・ASEAN外相会議に参加する際に、中国の王毅外相との会談が再び実現する可能性も示唆されている。同国務長官と王外相は今月9日、インドネシアで開催されたG20外相会議の期間中にも会談をしている。しかし、昨今のペロシ下院議長の台湾訪問計画をめぐり米中間の緊張が高まっており、ブリンケン国務長官と王外相との会談が再び実現するか雲行きは怪しい。(沼田康平)
きょうのニュース
米・豪・日を「信頼できる」 比人の主要10カ国信頼度調査 パルスアジア
世論調査会社パルスアジアは、比と関係の深い世界主要10カ国に対する比人の信頼度調査結果を発表 米国や豪州、日本に対する信頼度が高かったのに対し、中国とロシアに対する信頼度が低かった
大統領が法務担当者らと協議 ロケ氏が私設法律顧問に ICC捜査再開への対応巡り
マルコス大統領は前政権下から継続されている違法薬物取締捜査における超法規的殺害に関する国際刑事裁判所(ICC)の捜査受け入れについて、現政権の法務担当者らと協議を行った
首都圏など警戒レベル1に維持 8月1~15日までの防疫規制
保健省が8月1~15日までの防疫規制の新区分を発表した。首都圏など多くの主要都市や州がレベル1に据え置かれ、新たに10自治体がレベル2から引き下げられた
閣僚代行任期を22年末まで延長 大統領府発表
閣僚代行任期を22年末まで延長することを定めた回覧命令をロドリゲス官房長官が発令した
恋人との連絡途絶は虐待行為 下院議員が法案提出
恋人や同棲相手から突如として姿を消し連絡を途絶する行為は感情的な虐待行為に当たると宣言することを盛り込んだ下院法案をテべス下院議員が提出した
PCGGの一部訴えを却下 マルコス家不正蓄財返還訴訟 公務員特別裁判所
公務員特別裁判所がこのほど、マルコス家の不正蓄財の一部だとして北イロコス州にある別荘など約200億ペソ相当の資産の返還を求めた大統領府行政規律委員会の訴えの一部を却下した
レバノンから帰還 虐待被害のOFW14人 外務省
比外務省は27日に、レバノンから虐待被害を受けていた比人海外就労者14人を帰還させたと発表
大衆紙の話題
酒に酔って同僚を射殺
アルバイ州レガスピ市の兵舎で28日、酒に酔った状態だった軍曹のランリー・ダトゥ容疑者(44)が同僚のジミー・バナニア軍曹(37)を口論の末に射殺した。警察によると、ダトゥ容疑者は酒を飲んだ後で別の同僚を探してバナニアさんのいる兵舎を訪ねていた。しかし、探していた同僚が見当たらず、応対したバナニアさんに絡み始めた。ビコール語で「お前らは正義感ぶっている」と悪態を付く容疑者に、バナニアさんが「私が一体何をしたのか」と返したところ、容疑者は拳銃を出しバナニアさんの胸部を撃ったという。(30日・テンポ)
2022年7月31日のまにら新聞から
7月31日のまにら新聞から 新聞論調
腐敗と怠惰の温床 最貧世帯現金給付事業
私の弟アーウィン・トゥルフォ社会福祉開発相が進める、貧困世帯現金給付事業(4P)の不正受給者探しが議論を呼んでいる。弟は自分でこの問題に取り組める。ただ、私がかつて持っていた番組「トゥルフォに通報」で、私が「不正受給告発者に報奨金を支払った」と言った記者の誤解を解きたい。
そもそも、報奨金を払うほど予算があるのなら、番組を終わらせる必要はなかった。実際、最後の数カ月は友人やドゥテルテ前大統領に資金援助を求めながら辛うじて続けていた。前大統領が資金援助してくれた理由は権力を乱用する政府職員を見つけ出すためだ。
4Pは最貧世帯を助ける事業だが、実際は数百万の世帯が不正受給している。社会福祉開発省の職員は、自分の親類が利益を得ている限り、政府がだまされていようが気にしない。もちろん、予算のいくらかは彼らのポケットの中だろう。4Pは同省腐敗の温床だ。
バランガイ(最小行政区)に受給者の点検をさせる案もある。しかしバランガイ職員の身内びいきや、存在しない名前の報告が容易に想定でき、穴だらけの方法だろう。
私が子どもの頃、勤勉な祖母は貧しい借地人に、彼ら自身のための野菜栽培を勧めた。しかし借地人は、自分たちのためにもかかわらず、祖母から賃金をもらうまで耕し始めなかった。こうした驚くべき怠惰は、働きもせず口を開けて食べ物を待つ「怠け男」の風刺画を思い起こさせる。4Pは貧困世帯に不労所得を与え、怠惰に拍車を掛ける。いっそ廃止してはどうか。(26日・スター、コラムニスト・ラモン・トゥルフォ)
過去の失政を直視し前進せよ 大統領施政方針演説
ボンボン・マルコス大統領は初の大統領施政方針演説で過去の大統領の失政に触れなかった。これに触れずしてこの国の膿んだ傷が回復することはない。
ただ、今はこれでいい。懸念事項を網羅しないことで、国民を経済という緊急事態に集中させることに成功したからだ。そして、経済面をカバーするという点において、大統領は正鵠(せいこく)を射ていた。よく具体性がないと批判される歴代大統領の演説と比べ、批判は少ない。汚職や人権問題に全く触れなかったことに対する進歩的団体からの批判を除いては。
大統領が第一に持ってきたのは税務行政の改革だ。この課題は歴代政権が増税の代替策として何度も試みたが、「成功度」はまちまち。現政権が成功することを祈るが、そうでない場合に備え財源を確保することも必要だ。
前任者のインフラ投資政策を更に拡大し、農地改革融資の返済義務を停止するなど、野心的事業を打ち出した。また、観光、福祉、教育などコロナ禍で打撃を被った分野を更に発展させるという計画も印象的だ。
これだけで圧倒されたが、政府発案の19法案も提示。本来立法に取り組むべきなのにのんびりしている議員達に、自分たちは何をしていたのだろうと思わせことだろう。
過去6回の演説は悪態とアドリブに満ち、世界に恥をさらした。前任者が十分ハードルを下げていたのもあるが、ともかく大統領はそれをクリアした。しかし今後、過去の政権の失政や自身の問題を直視し、修正を求めるべき時が来るだろう。(27日・インクワイアラー)
2022年7月31日のまにら新聞から 新聞論調