レガスピへの道 (でも時々、菊川)~Road to the Legazpi City Albay!~

37年7ヶ月の会社生活を終え、次のステップをフィリピンで過ごす事に決めた男のつぶやき
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2023年8月26日のまにら新聞から

2023-08-28 12:20:46 | フィリピン
2023年8月26日のまにら新聞から

8月26日のまにら新聞から

「南シナ海の事件」に懸念 COC交渉、マニラ市で再開
棚上げになっていた南シナ海行動規範締結交渉がマニラで正式に再開された
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news272507.html

 首都圏マニラ市で22~24日にかけ、比がホスト国となり第40回南シナ海行動宣言(DOC)の実施に関する合同委員会会合が開かれ、数年間棚上げになっていた南シナ海行動規範(COC)の交渉が本格的に再開された。比外務省によると、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の各政府の実務者代表が参加した同会合で、比は「最近南シナ海で生じた事件」について懸念を表明した。

 比代表は会合で「南シナ海で、最近生じた事件や問題は信頼を損ない、緊張をエスカレートさせ、地域の平和・安定・安全保障を脅かしている」と懸念を表明。比が南シナ海に持つ「正当な比の主権(的権利)」を主張する一方で、「協議を進展させるような環境を整える必要がある」と指摘し、COC早期締結に向けた取り組みを加速させる意向を表明した。

 外務省は、COC締結について「南シナ海南沙諸島アユギン礁(英名セカンドトーマス礁)で発生した中国海警局船による比巡視船への放水銃発射事件の再発防止も目的に含まれる」と説明した。

 低潮高地であるアユギン礁の実効支配を維持するため、比が1999年から意図的に座礁させている海軍艦への補給任務に向かう比船艇に対し、中国海警局は今月5日、放水銃を発射して妨害。補給任務を中断に追いやった。22日に再度、補給任務が実施された際は、比海軍が後方に待機したほか、米軍の偵察機が妨害のために集結した海警局船を上空から監視していたとAP通信は報じている。 

 米国を巻き込んで軍事的緊張が高まるなか、力による威圧でなく合意されたルールにより紛争を解決するCOCの必要性も増していた。

 DOCと異なり当事国間での法的拘束力を有するものになることが見込まれているCOCだが、COC締結への議論の進めるためのガイドラインが採択された7月のASEAN外相会合=インドネシアで開催=の後、法的拘束力を持たせるかどうか、地理的な適用範囲はどこまでかという基本事項がまだ一致していないことが明らかにされた。

 ASEANと中国は2002年、沿岸国に現状変更の自制などを求めるDOCを採択したが、実効性に欠け、各国の実効支配する海洋地勢の開発が進められた。そのため、より拘束力のあるCOCの策定に向け2013年から交渉を開始、17年の中国ASEAN外相会議で枠組み合意したが、その後交渉は停滞、棚上げ状態となっていた。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230826.html
4カ国共同訓練を初実施 マニラ湾周辺で日米比豪
日米比豪の海軍種による初の4カ国共同訓練がマニラ湾周辺で実施された

「環境法を悪用し弾圧」 張りぼて燃やした4人告訴で
SONA抗議集会で大統領の似せた張りぼてを燃やした4人の男性を告訴

「GDP1.75億ドル押し上げ」 太陽光パネル製造誘致で
ADB「太陽光パネル製造事業の誘致で比のGDPを押し上げる効果ある」

43%が乾燥状態に 気象庁気候フォーラム
気象庁は比全国土のうち43%が乾燥状態に見舞われる可能性があると予測

雇用主の暴行で失明 家政婦法施行状況の公聴会
家政婦法に関する上院公聴会で、雇用主から暴行を受けて失明した女性が証言

各地でリーグ戦始まる 比でFIBA開幕
比のフィリピンアリーナ、MOAアリーナでFIBA開幕

大衆紙の話題
バーで暴れた外国人を逮捕
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1692975600.html
 首都圏警察マカティ署は23日、同市のバーで支払いを拒んだ上、警備員に暴行を加えたとしてアイルランド出身の男を逮捕した。逮捕されたのはフィッツィボン・アダム容疑者(30)。同市ポブラシオンのブルゴス通りにあるバーで飲食代として2万3479ペソを請求されたことに腹を立て、店内で暴れた。なだめようとした警備員がアダム容疑者に殴られて負傷した。目撃者によると、容疑者は当時、泥酔状態だったという。容疑者は現在、警察の留置所に収容されている。(25日・テンポ)



2023年8月25日のまにら新聞から

2023-08-26 20:54:35 | フィリピン
2023年8月25日のまにら新聞から

8月25日のまにら新聞から

連載TAO第1回 比との繋がり感じる仕事 法廷通訳の島田ビトゥインさん
日本で働き、暮らす在日比人を紹介する連載「TAO」第1回。法廷通訳の島田ビトゥインさん
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news272488.html

法廷通訳ハンドブック、ガイドブック『架け橋』のタガログ語版を持つ島田ビトゥインさん=東京都武蔵野市で冨田すみれ子撮影

 日本社会の一員として日本で働き、暮らす在日フィリピン人たち。日本へたどり着いた理由や人生は様々だ。不定期連載「TAO(人)」では、日本で暮らす比人たちの仕事と人生について聞く。(東京=冨田すみれ子)

 刑事裁判で外国人の被告人らの言葉を訳す「法廷通訳」という仕事がある。東京都武蔵野市で暮らす島田ビトゥインさん(71)は、約30年間、タガログ語と日本語の法廷通訳の仕事をしてきた。

 初めて来日したのは50年前。外交を専攻したフィリピン大を卒業後、マルコス政権の戒厳令下で海外渡航が制限されていた中、「海外に出てみたい」という強い思いから、日本政府の国費留学生に応募。日本語と日本文学を学ぶことになった。

 まずは日本語学校で言葉を一から学んだ。「人生で一番大変だった。つらくて帰国する人もいたほど。でもしっかり日本語を学んだことがその後の人生を大きく変えた」と話す。大学卒業と同時に、在学中に付き合い始めた日本人男性と結婚を決め、日本への本格移住を決めた。


 ▽通訳で「架け橋」に

 日本での結婚生活に慣れることも簡単ではなかった。夫が開業した歯科で受付などを手伝いながら、日本料理の作り方も地道に学んだ。生活に慣れてきた頃には「私のキャリアは?」と悩み、国連大学での事務や外資系証券会社で働いた。そんな時に紹介されたのが、警察署での通訳の仕事だった。

 80年代、日本に働きにくる比人が増加し、それに伴いトラブルも多発。事情聴取などの際には通訳が必要で、通訳の仕事を依頼された。「コミュニケーションが取れない双方の架け橋になるような仕事でした」。しかし仕事は昼夜を問わず突発的で、ポケットベルで呼び出される日々。深夜に署に駆けつけるのは体にも堪え、次第に期日が定まっている法廷通訳の仕事に移行した。

 最初に日本の裁判の仕組みなどを一から勉強し、偽装結婚、オーバーステイ、薬物、殺人など様々な裁判での通訳を担当した。当時は研修制度も整っておらず、ほぼ独学で少しずつ学んだ。

 毎回、裁判の前には大量の日本語の資料を読み込み、どのような発言も正しく訳せるよう備える。「比や比人との繋がりを感じ、通訳の仕事を通して人助けができるとやりがいを感じました」。忙しい時は裁判所を1日何カ所もはしごした。

 「法廷通訳の仕事は裁判での発言をそのまま訳すことであり、それ以上はありません。裁判では比人の言葉を聞き、泣きそうになることも。しかし私にできることは訳すことのみなので、いつもベストを尽くして通訳しています」。


 ▽有志とガイドブック作成

 法廷通訳で時に感じたやるせない思いをきっかけに、有志と比人支援の活動も始めた。来日後に言葉の壁や文化の違いで日本の生活に馴染めず、孤立する比人や、親に連れられ移住した子どもたちをどうにか助けたいと、海外から移住した人たちの新生活に必要な情報をまとめたガイドブック『架け橋』をつくった。

 現在、気がかりなのは、日本で暮らす比人の「老後問題」。今後も、法廷通訳とボランティアでの比人支援で、人々の「架け橋」になるよう活動していきたいと意気込む。

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230825.html
「注視し続けている」 福島原発の処理水放出で
福島第一原発電の処理水海洋放出について比外務省「注視し続けている」と声明

平和擁護番組の司会者射殺 男が路上で拳銃発砲
コタバト市のFMラジオ局で平和擁護関連番組のキャスターを務めていた男性が撃たれて死亡

10代に予防接種を推奨
保健省は10~19歳に風疹やジフテリアなどの予防接種を無料で受けるよう推奨

教室の掲示物など撤去へ サラ教育相が省令出す
サラ教育相は教室内のポスターや装飾、掲示物を撤去することを定めた教育省令を出した

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バンサモロ自治区で国際空港の建設開始。先住民族居住地の経済活性に期待

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日本の気象庁によると沖縄県・先島諸島の南海上で24日午後3時に台風9号発生(時事)

シンガポール企業に出資 マイナビ
就職情報のマイナビが比で越境BPO事業向け人材管理を行うシンガポール企業に出資(時事)

容姿重視の募集要項に批判 フライドポテト専門店チェーン
「ポテトコーナー」が容姿重視のスタッフ募集要項をSNS投稿し、ネットで批判集まる

大衆紙の話題
ビルボード上の男性救助
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1692889200.html
 軽量高架鉄道(LRT)1号線の首都圏カロオカン市モニュメント駅の付近で23日午前8時ごろ、広告が取り外されたままの大型ビルボードの枠に登っていた男性が救助された。消防庁によると、高所にいた男性には精神疾患があるとの報告がなされている。目撃者によると、男性がビルボードに登ったのは前夜で、酔っぱらっているような様子に見え、落ちないか心配していたという。男性は救助時、枠の上で眠っていた。側には送電線があり、複数の隊員が男性の身体をロープでつるしながらの慎重な救助作業となった。(24日・テンポ)