”臍下丹田”とか”下丹田”とか言ったりもするヘソの下3cmくらいの場所。
私が尊敬する先生の言では、「ツバを飲み込む時にピクッと動くところ」だそうです。
蹴りの練習なんかで下腹部に力が入っていない時に、「丹田が閉まってない」という言い方をしたりします。
知識としては、もちろん知っていますが、まぁ、実際その程度の認識しかありませんでした。
が、最近、この丹田を意識するようになって来ました。
特に歩くとき。
武道的な歩き方は、後足の蹴り出しではなく、前足の踏み込みで進みます。
簡単に言えば、階段を上る感覚で、平地を歩くんです。
前足の屈筋の動きがポイントだったりするのですが、それに連動する股関節が実際の動きの中心になります。
その股関節の動きの集約先、つまり支点が丹田となる訳です。
実は、遊びの中でこの歩き方を身につけている人は結構いると思います。
それは”竹馬”です。
今でも竹馬的な遊具があると思いますが、あれは踏み込み足で進む形になります。
それと、最近私が考えているのは、一本歯のゲタです。
いつか朝の散歩を習慣づけようと夢見てるんですが、その時は是非、一本歯のゲタでやりたいなぁと。
感覚的には竹馬と同じで、バランス良く(=姿勢良く)踏み込んでいかないと、歩けないと思います。
一本歯ゲタでのトレーニングというのがあるくらい、単に歩くだけで体の使い方が身に付く代物です。
まぁ、ちょっとお高いみたいですが・・・
話しを戻しますが、歩くときに丹田を意識すると、体の中で丹田が一番先に進む感じがします。
昔、練習で「腰から動け」と指導を受けてきたのですが、まさにその形になります。
私のレベルで感じ取れるのは、今のところソコまでですが、おそらく一番中心の話しなので、ここから全てが始まるという期待感はあります。
あと、以前”突き”における筋肉の連動について書いた事がありますが、この丹田を中心に考えると、足との連動は根本的に別の考え方になります。
足との連動という考え方は、機械的といいますか、おそらくジークンドーやムエタイに近い技術論だと思われます。
逆に丹田を中心とする考え方は、パワーの発生源は胴体であり、足はその土台となるもので、おそらく、古武術系やシステマに近い技術論になって行くと思われます。
私としては、自分が学んだ空手を後者として理解し、そうして体感したことを、練習体系として確立できればなぁと思っている訳です。
本当は、デッサン用の人形を使って説明画像を作ろうかと思ったんですが、ポーズ取らせてる内に壊れちゃったんで、またそのうち作りたいと思います。
【缶コレクション】 エメラルドマウンテン(1)
裏面の日付は1995年1月13日。
缶コーヒーと言えばエメマン。豆なデザイン。
(。・ω・。)
最近の「空手の日」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事