兵庫県の北部地方、香美町に日本の滝百選・名勝「猿尾滝」がある。国道9号線から東へ県道265線に入って1キロほど進むと、すぐ左手の山から流れ落ちている滝が見える。近くに駐車場があり、健脚でなくても向かうことできる滝である。滝壺までの遊歩道も整備されていて、間近で見上げることが可能である。滝の水は大きな岩盤の上を流れていて、広い岩の表面を覆うように流れている。滝は大きく2段になって見えるが、下の段の滝は大きな岩盤の中央を流れ落ちているように見える。水の柱の脇には、山の植物が花を咲かせている。固い岩盤と思われるところに根を張って、花を咲かせているのである。生育に必要な水は滝のしぶきだろうか。滝の周りの樹木の枝もここまではとどかないので、日は良くあたるところである。水と光があれば、わずかな土壌でも植物は生育できるということを感じさせる。
30秒の心象風景9412・水と光のある所~猿尾滝~
https://youtu.be/MrQPA7fvqjI
30秒の心象風景9412・水と光のある所~猿尾滝~
https://youtu.be/MrQPA7fvqjI